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【ヤングケアラー】国が打ち出した4つの支援策って?#2

いやいや、きのうはすみませんでした。4つの支援策について記事を書いておきながら、2つめを書いた時点で時間がなくなるという…。
本当に申し訳ない。今日は続きを書いていこうと思います。



③家事育児相談

家族の世話をしているヤングケアラー。誰を世話しているかというアンケートで最も多かったのは、中学生、高校生いずれも「きょうだい」だったという。(中学生の61.8%、高校生の44.3%)
その多くが小学生の頃からきょうだいの世話をしていて、「時間的余裕がない」と回答したそうだ。

さらに、ひとり親家庭の場合は見守り、家事、保育所への送迎など、担っている役割も多岐にわたるそう。つまり、親の代わりになっているわけだ。そりゃ時間的余裕がないわな…。

そこで、国が打ち出したのは、”家庭での家事や育児を支援する新たなサービスを創設する”ことだそうだ。これが3つめ。


④介護サービスの提供

この4つめの支援策を聞いて驚いた。というのも、子供による介護を前提としているケースがあるというのだ。つまり、在宅で介護をする人がいるとして、介護サービスを利用する必要がないと判断されている恐れがあるらしい。

そういえば、わたしの父が介護認定を受けたとき、独り暮らしであることが留意され、体感よりも重たい介護認定を受けた。(家族の体感、本人の自覚としては要介護度2くらいだったのが、要介護4の認定だった)

家に見守る人がいるという理由だけで、年齢も関係なく介護者として判断されるというのか。そんなの理不尽。

介護を経験したものとして、介護認定を受けられるかどうかはとても重要だった。介護度によっていろいろな免除があるから経済面でも助かっていた。さらに、訪問介護などのサービスを受けられるかの体力的なサポートも、認定の度合いによって大きく変わってくる。

わたしが介護生活を乗り切れたのも、朝、昼、晩、深夜と時間ごとに来てくれる介護士さんたちの手厚いサポートのおかげだった。これは介護認定を受け、均一料金(契約による)だからお願いできたこと。

”介護は親への恩返し”という気持ちだけでは、とうていできなかったと思う。状況はそれぞれ違っても、適切な介護サービスが受けられるように、きちんとした認定制度が進むことを願う。

さいごに

ヤングケアラーだから介護サービスを受けられないという理不尽がどうか無くなりますように。そして、家庭の事情を抱えていても、ヤングケアラーたちが不安のない生活を送れますように。


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