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料理と音楽って似たもの同士なのかな。という話。

どうしてそんなこと考えるようになったのかというと…

「ホノカは料理をする?」

レッスンでよくそう質問する👨先生がいた。

食べることは大好き。だけど当時は恥ずかしながら「料理してる!」と言えるほどのスペックは無く、その質問には首を横に振っていました。

「音楽と料理は通ずることがあって。」

「きっと料理をするとわかること、変わることあると思うよ。」

美食家のその先生がいつも言うその言葉は、説得力満点でした。

まんまとハマった私

自粛中時間もできて家にいる中で、きっと多くの人がそうであったでしょう…

そう案の定料理にハマりました。

時間と気持ちに余裕があることで気付くとずっと。お菓子から晩ご飯までとにかく”何か”作ってたなぁ。

(楽しさと同時に家族全員の食事をこれまで毎日作ってくれている母の偉大さを痛感しましたね…)

そんな時に先生の言葉を思い出したんです。

「音楽と料理は通ずる」

なんとなく、確かに似てるかも〜なんて思っていたことを、体感と共に理解した時でした。

火加減、味付け、かける時間…美味しくなる具合を探す工程。

あーだこーだ工夫をして味見のスプーンを口に入れた時…うん!良い!私って天才!って思う瞬間😛

同じレシピで作っても同じ出来にならない。その日その日の味。

ぐつぐつ煮込んでいる時、寝かせている時、冷蔵庫で覚ましている時…時間をおくことで自然と美味しくなるところ。どんな味になるんだろう、と待っている時間。

うん。普段の練習と同じだ。

練習を苦痛に思ったことはあまりないけれど、時に作業的になってしまうことも。
料理のプロセスと音楽を作るプロセスを繋ぎ合わせた時に、より”わくわくするもの”と感じるようになりました。

口にするまで、耳にするまで、のお楽しみ。

料理と音楽のペアリング…おすすめのレシピ

ふと、お料理をペアリングの美味しいお酒と楽しめるのと同じように、音楽と料理のペアリングがあったら面白いなぁなんて思ったり。

いつかそんなコンセプトで演奏をしてみたいな、と。

…実は私のそんな考えを少し違う形で実現しているレシピ本があるんです。

音楽ジャーナリスト 伊熊よし子さんのレシピ本。

伊熊さんのブログ、そしてこの本「クラシックはおいしい」には、国内外のアーティスト×料理のレシピが沢山掲載されています。

どんなもの?と思った方。

コンセプトは以下の通り。

このコンテンツでは私の趣味のひとつ、料理のオリジナルレシピを紹介します。これまで世界各地の多くのアーティストにインタビューをしてきました。彼らの演奏を聴き、録音に耳を傾け、取材をするなかで、音楽性と人間性の両面に魅了された、国際舞台で活躍する(活躍した)アーティストのイメージに合わせて料理を創作しています。あくまでも私が演奏と素顔から受けた印象ですので、ご本人の嗜好とは異なります。もしも、「おいしそう」と思われるものがあったら、作ってみてください。そのアーティストのCDを聴きながら作ると、味に深みが出るかもしれませんよ(笑)。クラシックは長い伝統を持ち、じっくりと受け継がれてきたスローミュージック。私のレシピも素材をとことん極め、下ごしらえを十分に行い、時間をかけてゆっくり作るスローフードです。ぜひ、お試しあれ。

(ブログ ”伊熊よし子のクラシックはおいしい” より)

伊熊さんは国内外を飛び回り数多くのアーティストの演奏を、そして彼らの言葉をきいてきたスーパーウーマン。暖かく人間味溢れる言葉で、確かにアーティストの心情や作品を描き紡いでいく。その文章や人柄がとても好きで尊敬すると共に、
書くことが好きな自分の一面を大事にしようと思ったきっかけを、与えてくれた人でもあります。

そんな伊熊さんにしか作り出せない唯一無二のレシピ本。またこれがどれを作っても絶品なんです…😻

(ブログに載っているロールキャベツと、レシピ本に載っているカニ玉は我が家のレギュラーメニューです◎)

お気に入りのアーティストのレシピなんて見つけたら、より作ってしまいたくなります。

次は何を作ろうかなぁ。

そして今度👨先生に会った時には、「料理するようになったよ😏」と伝えたいですね。

またまた思わぬオチになってしまいましたが。

音楽家に料理上手な一面、おいしいもの好きが多いのはこう言うことなのかなぁ。と思ったお話でした。

ではでは、また☺︎

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