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敵を許す力、愛の力は偉大『レ・ミゼラブル』

「長所や短所、善悪の定義はそもそも存在しない。それは、それを見る人や状況によって変化する。」
「不正のために生きる人もいれば、正義のために死ぬ人もいる。」

というようなコトバを本で読んだコトがあるけど、そのコトバが、何となくイメージとして繋がってきた映画だった。


あと、敵を許す力。
これ、もしかしたら責めるコトよりも、何倍もパワーがあるコトかもしれない。経験外だけど。

日常には、何か嫌なコトをされた!言われた!振られた!とか、他人を恨んだり、憎んでしまうシーンが少々あると思うんです。

その怒りは、もちろん無視するべきじゃないけど、最終的に許すコトで、もしかしたら何かが起こるかもしれない。その”何か”は今すぐ起こらないし、カタチがものすごくぼんやりしているけど。

ジャンバルジャンが、死ぬほど憎んでいたジャベールを許したシーンは、個人的に圧巻だったんです。

許せないコトを“許さない選択“があるなら、“許す選択“があってももいい。

それって、きっとラーメンどんぶりの何倍も大きな器が必要だけど、それを持ちたいから、色んな人と会話をしたり、本や映画を観て“体験“をして、考えて、日常や経験の中でアウトプットする。トレーニングする。出来るだけ“許す選択“に沿えるように生活するっていう道もある。

あと何よりも、愛のパワー!!
愛のパワーで、今まで良いと思っていたコトが悪いと変化すれば、その逆もある。

それが良いか、悪いか、という話というよりか、それくらい愛のパワーは大きくて、意外にも単純。・・・わたし的に、かなり。

単純・・・ってことは、複雑なモノより断然扱いやすい!

愛のパワーを受けられている実感があるなら、そのパワーを使って今まで抑えてきた何かにチャレンジしたりできる。

愛を与えたい対象がいるならば、相手の話に耳を向けるコトができる。
対象が、なにかを抱えているなら、自分の経験や体験の中から、なんとか解決方法や、安らぎを絞り出して、提案するコトができる。

とか、とか。

この映画には、愛と人望ある人の在り方や、苦しいときにの思考とか、行動とか、現代でも活かせるヒントが詰まっていた。

先のコトはわからないし、選択をせまられると揺らいでしまうコトごあるけど、出来るだけ色んなコトを知って、それを判断材料や参考に、自分が正しいと思う道に進んでいこうね、のキモチ。
それが、出来るだけ良い方向でありますように!って願いながら。

今の暮らしがあるのは、先人たちが命懸けで声を上げたり、行動してくれたおかげなんだね。と、改めて。

あとひとつ。
自分の子どもたち(まだいないけど)が生きる未来の世界がどうなるのか、他人事ではいられないなぁ。と言う不安も沸いた、なぁ。

ウク
これを政治や世界情勢を、深く知るキッカケにしないといけないなぁ。と思いつつ。
学生時代、あんなに退屈だった世界史や日本史に、少し興味が沸くというのはキセキだ!


レミゼラブルの公開当時は20歳か、21歳。
10年ぶりに鑑賞してみたら、感じ方が全く異なっていた、気がしたんだ。

昔観たときは悪党でしかなかったジャベールが、今日観たら、悪い人ではなかった。
もし自分がそこにいたら、絶対に敵だけれど( ◠‿◠ )



【勇気がほしいときや、どん底に陥ったときに取り入れてほしい映画!】

ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルを、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイら豪華キャストで映画化。監督は「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュも製作に名を連ねる。パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。やがて運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。第85回アカデミー賞でアン・ハサウェイが助演女優賞に輝いた。

キャスト
ヒュー・ジャックマン
ジャン・バルジャン
ラッセル・クロウ
ジャベール
アン・ハサウェイ
ファンテーヌ

監督 トム・フーパー
製作 ティム・ビーバン
エリック・フェルナー
作品データ
原題 Les Miserables
製作年 2012年
製作国 イギリス
配給 東宝東和
上映時間 158分
映倫区分 G
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