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HSP女子大生がコロナ鬱を脱出し、自分らしく生きるようになるまで。


私は現在大学4年生で、
昔からHSS型HSPの気質を持っています。



コロナ鬱の兆候が現れ始めたのは去年の夏頃。

本格的に自粛生活が始まってから
しばらく経った時でした。

友達に会えず、バイトも出来ず
ひたすら家に引きこもっていました。


その結果、


理由はわからないけど、
ずっとモヤモヤが晴れない。


訳もなく涙が溢れてきたり、
不安な気持ちで押しつぶされそうになる。

夜はまったく眠れず、朝方まで起きてしまう。

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今年に入ってからはストレス過多で夜中に歯ぎしりを連発し、顎関節症になったり。右まぶたの痙攣が止まらなくなったり。

身体にまで影響が出始めました。




相当、しんどかったです…。





このnoteは、コロナ鬱状態だった私が元気を取り戻し、自分らしくのびのび生きられるようになるまでのお話です。

私自身の実体験を踏まえながら、実際にどんな方法を使って鬱状態を抜け出したのか、そのノウハウをたくさんお伝えしたいと思います!



イラストを挟みながらわかりやすく説明していくので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。



①心について理解する

鬱々とした状態から脱出するためにはまず、
自分の心について理解しておく必要があります。



心とは、蓋の付いていない1本のビン
のようなものです。

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ビンは自分の感情の受け皿になっていて、
楽しい気持ちも辛い気持ちも全部
この中に入ります。

プラスの感情は心の栄養に変わり、
マイナスの感情を追い出してくれます。

一方マイナスの感情は、
放っておくとビンの中に溜まっていくんです。


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鬱々とした気持ちで何も手につかない。

そんな時、このビンはマイナスの感情で溢れかえっています。不安や心配事でいっぱいいっぱいになっているんです。



鬱々な状態を脱出するためにはまずこのビン、つまり心の中に余白を作らないといけません。

プラスの感情を上手く受け入れられる場所を作ってあげるということです。




ではどうやって余白を作ればいいのでしょうか。




②余白の作り方


私は、思考の時間を意図的に減らすということを実行しました。



私は元々考え込みやすい性格。
そしてHSP基質を持っています。

普段の生活の中で人一倍思考を巡らせて感情が動く時間が多かったので、考えれば考えるほど心は弱っていく一方だったんです。

そのため、まずは考えずに行動する状態を作る必要があると思いました。




そこで始めたのがバイトです。

私は今年の2月から、就活と卒論に専念するためにバイトをやめていました。今思えばこれが1番の決断ミスだった!

自粛生活のせいで人との交流や外に出る機会が少なくなっているのに、さらにその貴重な時間を減らしてしまったんです。案の定、体調は悪くなる一方で、就活にも身が入りませんでした。

そこで4月下旬から、新しく飲食バイトを始めてみたんです。始めるときはもちろん不安もありました。

「また体調が悪くなったらどうしよう」
「人間関係でまた悩むんじゃないか」

でも結果的に、この選択は大当たりでした。

朝早くから昼過ぎまでのシフトだったので、生活のリズムも作れましたし、太陽の光をたくさん浴びるのでどんどん体調は快方に向かいました。

飲食バイトは体力仕事といってもいいほど、あちこち動き回りますし、料理を作るのにも沢山汗をかきます。

同じシフトの人とどうでも良い話で盛り上がり、声を出して時間もできます。それだけで充実感を得られるし、モヤモヤと考える暇なんてなくなるので頭がすっきりするんです。

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脳みそよりも、手や口をたくさん動かしたり、なんなら身体全体を動かす。

そんな時間を、毎日できることなら2~3時間作ることで、モヤはどんどん晴れていきます。

ミニまとめ

・毎日身体を動かす習慣をつくる。
・対面でのコミュニケーションを大事にする。

⇒1人で考えこむ時間を減らしてみよう。




以上が、私がコロナ鬱を脱出するまでの話です。


マイナスから0の状態に戻ってきて、
心の瓶もだいぶ余裕が生まれましたね。

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さて、ここからプラスの状態に行くための方法に移ります。



鬱状態を抜け出して0の状態に戻ったあとも、放っておくとまた元の状態に戻る可能性があります。


私はそれがめちゃくちゃ怖かった!
もう二度とあんな思いしたくないので…。


そこで、心の余白をある程度維持しながら生活を送れるように工夫できないかな?と考えました。

ストレスを0にはできないけれど、うまく付き合うための方法が絶対にある。


そう思って色んな本を漁りました。

私の考えと照らし合わせながら
探っていこうと思います。



         \ こんな表を作っていきますよ〜! /

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順番に説明していきますね!




③人生で大事にしたいことを探ろう


私たちは日々生きている中で、色んな人の価値観や情報に触れます。

その中には

・世間一般的な常識  ・モラルやマナー
・自分に対する評価  ・他人の価値観

色んな声や情報が
意識せずともこちらに飛び込んでくるんです


特にHSPさんは、周りの環境の変化や他人の感情にとても敏感。

自分でも気づかないうちに、周りからの情報で心が埋め尽くされてしまいます。

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あなたのとなっている部分が
見えづらくなってしまうんですよね。


でもこのこそ、本当はあなたが大事にした方がいいものなんです。



ということでまずは、このベタベタくっついた価値観を取り除いて、あなたが人生で本当に大事にしたいことを考えてみましょう。



大事にしたいことは、
目標や叶えたい夢ではありません。

今自分が持っているものの中で、
絶対に手放したくないものを書きます。


本当に些細なことでも構いません。


食べることが何より幸せだから、
ご飯の時間は抜きたくない。

週末に映画を見る習慣はなくしたくないなあ。


など、自由に考えてOKです。


下の例のようになるべく具体的に
わかりやすく書くことがポイントです。

例:大事にしたいこと
・本を読む時間
・ピアノを弾く時間
・友人や家族とおしゃべりする時間
・好奇心のまま動く時間


自分の心と相談しながら、
ゆっくり考えてみてくださいね!







④自分のことをよーく知ろう


次やることは、自己分析です。自分の特性や長所・短所を書き出していきます。


ポイントとしては、長所・短所は自分の好きなところと、どうしても好きになれないところを挙げること。

周りの人から「あなたの○○な所は短所じゃなくて長所だよ!」と言われるかもしれません。

でもここで大事にすべきなのは、他人の意見ではなくて自分自身の素直な気持ちです。他の人の目は気にせず、自分に正直になって考えてみて欲しいです。


例として、私の自己分析結果を見てみましょう。

長所
・努力家。ほっといても勝手に頑張る。
・思いやりがバカ強い
・好奇心の塊

短所
・1人で抱え込みがち(=頼りベタ)
・自己管理が下手くそ
・マイナス方向に考え込みやすい


私は自分の好きになれない部分が3つありました。短所は改善点とイコールだとは限りません。


改善しよう!と頑張るのではなく、
うまく付き合っていく方法を考えていきます。



⑤優先事項を考えよう


ではこれらの分析を元に、自分が優先すべきこと(should, must)を考えてみましょう。

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優先事項とは、自分に対する約束事。

Wantをずっと大事にしていくためには、この約束を守り続ける必要があります。


先ほど分析した性格フィルターに通して、
優先事項を洗い出しましょう。


自分の短所は○○だから、
こんなことを優先した方がいいな。

長所を活かして、こんなことを約束事にしよう!



性格とよーく照らし合わせながら
考えてみてください。

優先事項は、優先と言うくらいなので最初は少ない方が良いです。2~3つくらいがいいと思います。

実践を重ねる中で、1つ1つの優先事項の具体性や解像度を上げていくとさらにGOODです。

例:優先すべきこと
・毎日7時間以上の睡眠と朝ご飯
・自由な時間
・ルーティン




これで、自分と向き合うタイムは終了です!


あとは優先事項を実行するのみ。
習慣化をめざします。

習慣化していくうちに「もっとこうしたらいいかも」と思う点が出てくるかもしれません。

そのときは都度改善して、自分が位置1番楽で幸せを感じる方向に修正していきましょう。




私の場合、今の優先事項はこんな感じです(心がけていることも含まれています)。

✓スケジュール管理
・取り組みの時間帯を固定(卒論と就活)
・1日に3個以上の単発予定を入れない

✓心の管理
・心配や不安な気持ちから余計な行動をしない
・寝る前1時間は脳に「思考」をさせない
・ときめかないものはすべて捨てる(YESの基準を作る)


めちゃくちゃ解像度が上がってきて、
その分1日1日の充実度も向上しています(^^)




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まとめ

✓コロナ鬱を脱出した方法
・「考えずに手を動かす」時間をつくる
・対面でのコミュニケーションを大事にする

✓0からプラスに上がった方法
・大事にしたいことを書き出す
・自己分析をする
・優先事項を考える
・実践して都度改善!


こういった手順を通して私は鬱状態とおさらばし、毎日たのしく過ごせるようになりました。



とっても長くなってしまい、ごめんなさい…。

今どうしようもない辛さやしんどさを抱えている方に、少しでも参考になると嬉しいです!


ここまで読んでくださって
本当にありがとうございました。

今後の執筆活動やデザイン・アート活動の糧にさせていただきます。いつか絶対に恩返しするために。