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期待を越えたウイスキー【シグナトリー エドラダワー11年(2009)】

こんばんは~

ウイスキーを毎日とりつかれたように
飲んでいるわけですが、
それでも気になるウイスキーを次から次へと
見つけてしまうのが悩ましいですね・・・

そんなこんなで、
気になっていたから買ってみたら
期待を越えてきたウイスキーをご紹介します!

【シグナトリー エドラダワー11年】

まずは軽く概要から

・分類:シングルモルト(カスクストレングス)
・アルコール:56.9%
・熟成年数:11年(2009~2020)
・リリース:シグナトリー社(ボトラーズ)
・熟成樽:シェリーバット

ボトラーズというのは、
蒸留所の樽を樽買いし瓶詰めしてリリースする、
オフィシャルボトルとは違ったものです。
この1本でいえばシグナトリーが出しています。

ボトラーズの会社ごとに選ぶ樽の傾向があったり、
オフィシャルでは売られない熟成年数のものが
あったりとなかなか通な楽しみかたが
できるものになっています。

簡単に言えばマニア向けのウイスキーたちですね!
これにハマるとますますゴールを見失います笑

ただ、このシグナトリーとエドラダワーの
関係は少々違います。

そもそもエドラダワー蒸留所のオーナーが、
ボトラーズ会社のシグナトリーなんです。
なので、ジャンルで言うとボトラーズに
あたるかもしれませんが実質オフィシャルボトル
みたいなもんですね💦

とはいえリリースするごとに熟成年数も
樽も違うのでそこがオフィシャルものとの違い!

今回私が紹介するのは、
2020年にリリースされたもので
2009年から11年間熟成されています✨

それでは色味から...
うん。濃い。
濃い~褐色です!

香りは...
色の濃さからも分かる凝縮したシェリー感、
レーズンぽさ、ナッツのような香ばしさ、
酸味あるベリーのようなフルーティーさ、
渋さもあるだろうな?というウッディ感、
エドラダワー特有のクリーミーな香り

香りの時点で感じました。

これは、期待を越えそう❗

そして味わい...

はい。期待を越えました。
これは予想以上です。

まずぎゅぎゅーっと凝縮したシェリー感を
象徴するレーズン(甘くないやつ)、
ナッティさの影響かカカオ濃いめのビターチョコ、
少し強めのゴム感、
そしてタンニンの舌がざらつく渋み、
後味にウッディさと鉄っぽさがわずかに。

ここまではよくある濃い~シェリー樽系の
特徴と一致してます。

そこに!!
エドラダワー特有のクリーミーさが
奥行きをもたらす名アシストをしてます。

思いのほかドライな仕上がりに、
クリーミーさが加わることで決して淡白ではない、
甘みは少ないがもったりする風味になっています。

先日紹介したエドラダワーのSFTCと同じ、
シェリーバット熟成のものですが、
あちらの方が甘みという意味では強かったです。

あれがあったから、
つい重めの甘さを予想してたのですが、
こちらはドライな傾向ですね。驚き。

どちらも元のクリーミーさが
それぞれの特徴の幅をより広げています!

決して複雑ではないものの、
深みの足りなさを重みでカバーしてます。

いやぁ、面白い。
同じ樽の種類で同じような熟成年数で、
それぞれの個性が分かれています。

なんというか、

コーヒーでいうエスプレッソ的立ち位置☕

濃い~のを飲んでゆっくりまったりしたいが、
甘さはそこまで求めていない。
そんな時に欲しい1本です✨

最近、エドラダワーの魅力に
気付かされている私なわけですが、
ますますエドラダワーの実力に魅了されてます笑

是非、機会があればエドラダワーオススメです。
スコットランド最小規模の蒸留所でてきる、
非常にうまみの詰まったウイスキーでした(^^)

それでは、おやすみなさい💤

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