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【交換留学】みんな留学できるか不安だという不安を抱えている

試験でひどい点を取った

試験でひどい点を取った。

先生に相談したら、みんな成績がとれないんだったらその試験問題のほうに問題があると慰められた。

また別の先生に相談したら、全体の中のウェイトがちいさい部分だから心配しないでと慰められた。

また別の先生は、これを失敗ととらえずに、次どうするか考えればいいと慰められた。

それでも、不安は消えない。

留学に行きたい

留学に行きたい。

留学に行って、広い世界を見て、たくさんのお友達を作って、たくさんの言語や方言を学んで、実際に海外の大学に行ってその授業風景に触れることによって、将来大学教員として就職するときに、外国人(EU圏外のひと)であるというハンデを忘れられるくらい、有利に進めたい。

ネットでなんでもできる時代になっても、ひとが留学して、留学したいと思うのは、きっとそれぞれ理由がある。私の場合は、やはり大学教員になるための情報収集といったものが大きい。

海外経験を積みたいとか、日本での就活を有利にしたいとか、外国人の恋人がほしいとか、日本の家庭環境がひどくてそこから離れたいとか、みんな言える理由も言えない理由も含めて、いろんな理由があると思う。

この最終選考は、各教科60点以上をとらないといけない。

だから、相性が悪い教科でも、60点は最低とらないといけない。

しかも、授業は英語で行われている。

平均が60点、というのなら、まだ100点がとれたら別の科目は20店でいいとか、そういったことが言えるのだが、「各教科60点」というのは意外に厳しいだろうと思っている。

だからこそ、選り好みせずに最低限のことをきちんとやりなさいと、留学課からは言われているのだった。

正直、先が見えない最終選考は、かなりしんどい。

毎回試験の成績を言ってくれる先生もいるが、それでも平均点などは教えてくれない。

「私達は皆同じ船の上にいる」

私だけ酷い点を取って、私だけ留学に行けないんじゃない…?

自分だけすごい酷い点を取っているのではないかと、誰もが不安になる。

だから、試験が終わったとき、仲良しグループのいつも固まっているひとたちが、「私全然できひんかった。留学行けへんかも」と言っていたのを聞いて、すごくほっとした。

Siamo nella stessa barca.

「私達は皆同じ船の上にいる」という意味のイタリア語だ。

「みんな同じ状況だ」という意味になる。船が沈んだら、みんな死ぬ運命だ。船の食料がなくなったら、みんな飢え死にする運命だ。船が無事に目的地に着けば、みんなでこれまでの旅の苦労をねぎらって喜べる。そういった「運命共同体」に私達は身を任せている。

留学選考の最終段階に進んだことで、私達は「留学候補生」と呼ばれている。

そして、最終選考をこえれば、「留学生」になる。

ただ、いま私が2行で書いたところの隙間には、とてもたくさんの見えない文字があって、それはとても重くのしかかる。そのうち何人かは、留学選考がしんどいと言って抜けていく。

事実、私が知っているだけでも最低1人が、なんらかの事情で最終選考を辞退して、留学に行くのを諦めた。

授業に来ないひとはあまりいないけれど、みんな精神をやられているのではないかと思う。

試験続きで、その点数によってはFを貰って留学に行けなくなる。

いっときも気が抜ける瞬間はない。土日だって真剣に勉強しないといけない。

留学資金などに使います。ご支援よろしくお願いします。 また、私が欲しい本を集めたほしいものリストも公開しています。 https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/9WBR0K7KWYX8?ref_=wl_share/