どうして「旅」がしたくなる?厳選10冊でわかる、人類が旅する理由『日本の歴史をよみなおす』『ゾミア』から『カレー移民の謎』まで
夏になると、なぜか遠くへ行きたくなる。でもそれってどうして?
このネット時代、わざわざ身体を連れて、旅する意味とは?
本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
古今東西の名著を紹介していく「ほんのれんラジオ」。
vol.16のテーマは「なぜ旅をするのか フィルターバブルの外へ」です。
「旅」の語源を調べてみると、3万年前から旅をしつづけてきた人類の意外な姿が見えてきました。
宇宙への旅から、ムー×地球の歩き方、カレー移民の旅、そして3万年まえの船旅まで、旅にまつわる10冊以上の名著をざくっとご紹介。
▼今回登場した本
『アースダイバー』中沢新一 講談社
『地球の歩き方 ムー-異世界(パラレルワールド)の歩き方』地球の歩き方編集室(編)学研プラス
『そろそろタイムマシンで未来へ行けますか?』齊田興哉 飛鳥新社
『日本人はどこから来たのか』海部陽介 文藝春秋
『遊動論 柳田国男と山人』柄谷行人 文藝春秋
『日本の歴史をよみなおす(全)』網野善彦 筑摩書房
『ゾミア 脱国家の世界史』ジェームズ・C・スコット みすず書房
『遊牧民から見た世界史 増補版』杉山正明 日経ビジネス人文庫
松岡正剛千夜千冊1404夜『遊牧民から見た世界史』
『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』室橋裕和 集英社新書
▼「なぜ旅をするのか?」を考える「ほんのれん」旬感本5冊!
『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』
森貴史(著)星海社 2023『弱いつながり─検索ワードを探す旅』
東浩紀(著)幻冬舎文庫 2016『ビジュアルアトラス 辺境見聞録─世界の果てを見てみたい』
ブルーノ・レゲ(著) 清水玲奈(訳)
日経ナショナルジオグラフィック 2024『ウォークス─歩くことの精神史 』
レベッカ・ソルニット(著) 東辻賢治郎(訳)左右社 2017『 旅する地球の生き物たち
ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』
ソニア・シャー(著) 夏野徹也(訳)築地書館 2022