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【印象派 モネからアメリカへ】大西洋を越えて花開いた“アメリカ印象派”(東京都美術館)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2024年2月号より) 

 アメリカ・ボストン近郊に位置するウスター美術館。およそ4万点のコレクションを誇る同館から、1898年の開館当初より収集してきた印象派コレクションを中心に、名だたる画家たちの作品が日本にやってくる。

 約150年前にフランスで生まれた印象派。パリには国外からも多くの画家が集い、印象派に学んだ後、その新しい表現手法を自国へ持ち帰った。特にアメリカへ帰国した画家たちは、各地で独自の技法を展開し、田園風景や西部の自然の驚異など、アメリカらしい主題にも応用していく。

クロード・モネ《睡蓮》1908年 油彩、カンヴァス ウスター美術館Museum Purchase, 1910.26/Image courtesy of the Worcester Art MuseumThis exhibition was organized by the Worcester Art Museum

 本展では、モネ、ルノワールといったフランス印象派に加え、ドイツや北欧の作家、国際的に活動したサージェント、さらにはハッサムやカサットなどこれまで日本で紹介される機会の少なかった“アメリカ印象派”の魅力も堪能できる。見逃せない展覧会だ。

チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》1888年 油彩、カンヴァス ウスター美術館 Theodore T.and Mary G. Ellis Collection, 1940.87/Image courtesy of the Worcester Art Museum

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 1/27~4/7 
東京都台東区・東京都美術館 
[時]9:30~17:30(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
[休]月曜(ただし2/12、3/11、3/25は開館)、2/13
[料]一般2,200円、65歳以上1,500円、大学生1,300円 
*土・日曜、祝日、4/2以降は日時指定予約制。ただし、当日空きがあれば入場可 ☎050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://worcester2024.jp/

出典:ひととき2024年2月号

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