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こんな時でもウトウト……チャーミングなエゾリスとの出会い|愛しい北海道ANIMALS

この連載愛しい北海道ANIMALSは、北の大地に暮らす動物たちを23年間にわたり見守り続けてきた結びさんによるフォトエッセイです。そんな結びさんの撮影する動物たちの姿は、おもわず息をのむほど美しかったり、可愛らしかったり、ときに猛々しかったりします。第2回は、思わぬところで出会ったエゾリスのチャーミングな姿をたっぷりとお届けします!

「北海道も暑いんです」と言いたくなっちゃう今日この頃。

これから本格的な夏を迎える北海道

氷河期の生き残りと言われるナキウサギを待っていると、このへんでは珍しいエゾリスが足元を走って向かってきます。すると人間が珍しくてびっくりしたのか、近くの樹に急いでのぼりました。

樹にのぼってこちらを窺うエゾリス。
普段は公園などで目にすることが多い。

可愛らしい姿をしばらく撮らせてもらった後、またナキウサギを待ちました。

こちらがお目当てのナキウサギ

しばらくしてからふたたび見上げると、枝の上でウトウトしているエゾリスの姿がありました。

眠かったんだね……と思い、しばらくそっとしていましたが、辺りを見回してふと気づきました。1本だけポツンと立つ樹。本来なら、樹から樹へと飛び移り逃げていたはずですがそれも叶いません。下には見慣れない人間がいるし、眠っちゃうしかなかったのかな? 可愛らしい姿にこちらはほっこり癒されていたけれど、エゾリスは困り果てていたのかもしれませんね。

私がそっと樹から離れると、恐る恐る下りてきたエゾリス。

近くの枯れ木の陰からじっと私の様子を窺ったあと、無事に逃げていきました。

なかなか気づかなくてごめんね。待たせちゃったね。

きびしい自然環境のなかでたくましく生きているはずなのに、どこか暢気のんきさも感じさせる可愛らしいエゾリスでした。

街で出会ったエゾリスの親子
6月から7月にかけて花を咲かせるイソツツジ。
北海道に生えるツツジという意味で、
「蝦夷ツツジ」が転訛したとも伝わる。

文・写真=結び

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