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本音の存在を否定しない

本音に向き合う上で一番大切なのは、自分の本音を否定しないことだと思う。誰だろうと何だろうと、自分の中にある「本音の存在」を否定しないこと。

自分にとって望ましくない本音もあるかもしれないが、それも自分の一部なので。自分で自分を否定しているとどうしてもしんどくなっていく。

『反応しない練習』という本では、自分を否定していると承認欲が満たされず「攻撃」や「逃避」といった行動を選択しやすいと解説していた。

たとえば、誰かに対して嫉妬をしている自分に気づき、その本音を否定したいと思った場合。攻撃が自分に向かう場合は、自分を責めたり、恥じたり、嫌ったり「よくないものだ」と罪の意識を持ったりする。

自分以外に向かう場合は、そうした本音を抱かせる相手や環境に攻撃的な感情を持つ。否定が強すぎる場合は実際に攻撃的になることもあるかもしれない。

逃避をする場合は、否定したくなるような本音を無視してなかったことにする。本音があるという事実から目をそらし、蔑ろにするうちに、自分の気持ちがわからなくなっていく。

その他にも、サボる、手を抜く、ひたすら眠る、何かに依存するみたいな行動も逃避になるらしく。自分の本音を無視する人は、自分を大切にするのが苦手で、ご自愛を怠りがちなので。そのへん当てはまるなーと感じている。

こうした状態を続けるのは無理があるし、何よりハッピーじゃないので。やっぱり本音は否定しない方がいい。外に出すときはあれこれ考える必要があるかもしれないが、中にあるうちは、なるべく本音を自由にさせてあげて欲しい。

思うこと自体に罪はないし、思ってるのにぶつけないのは自分をコントロールできててえらいから。その姿勢に目を向けてくれ。



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