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132 テレビドラマとか源氏物語とかNFLとか

テレビドラマその後

 以前にテレビドラマを諦めた話を書いた。これは批評とか批判ではなく、単にこちらの勝手な都合で見なくなっているのである。いま、熱心に見る気になっているのはドラマ『不適切にもほどがある!』だけと言っていい。
 でも、まったく挑戦しなくなったわけではない。
 ドラマ『僕の手を売ります』 冨永昌敬監督・脚本。オダギリジョー主演。ロードムービーみたいな? 280万円の借金を一発でチャラにするという話に乗った無職の男(妻子あり)。テンポはいまいちだけど。なんだか少し魅力はありそうなので次も見ることにした。
 ドラマ『厨房のありす』 玉田真也、野田慈伸脚本。門脇麦主演。キャラクターが過剰というか、極端なキャラの人たちばかりが登場するので見ていて疲れるから、これは諦めた。
 ドラマ『めぐる未来』 辻やもり原作(漫画)。井上テテ、高矢航志脚本。設定が難しすぎてドラマへ入れないので、これも諦めた。
 ドラマ『瓜を破る』 板倉梓原作(漫画)。なぜかセックス経験なしで30過ぎてしまった彼女がどうにかしようとする話。恋愛の前に性がある感じは、現実的でもある。もう少し見よう。
 ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』 原作・大竹玲二(漫画)。脚本は鈴木おさむ。伊藤淳史主演。篠田麻里子が浮気する妻役。浮気相手は小池徹平。主人公は離婚したいが娘の親権は得たい。弁護士(水野美紀)に相談するが、確実にセックスしている証拠がなければダメだとする。その証拠を得ようと奮闘。なんと相手の男はすぐ隣の部屋に越してきた。そこで浮気をしているのだ。なかなか楽しめる。篠田のセックス描写は筋トレシーンで誤魔化す手法も笑える。しばらく見る。
 このほか大河ドラマ『光る君へ』は見続けている。これはもはや宮中の権力争いと血筋の争いと大恋愛ドラマで構成されているので、中国や韓国の歴史ドラマにも通じる世界がある。貴族たちはきらびやかな世界でなに不自由なく暮らしているようだが、嫉妬や陰謀の中で寿命の縮まるようなことばかり起きているから、生きていくのは大変そうだな、と思う。なお、出演している女性陣の大半は恐らく10代の設定だろうから、演じる俳優の実年齢は無視してみんな子どもだと思い込むしかない。もっとも、昔の10代はいまの10代より精神年齢は高いのだと解釈すれば、これでいいのかもしれないけど。

『源氏物語 A・ウェイリー版』(紫式部著、アーサー・ウェイリー訳、毬矢まりえ訳、森山恵訳)

 『源氏物語 A・ウェイリー版』(紫式部著、アーサー・ウェイリー訳、毬矢まりえ訳、森山恵訳)を読んでいる。4巻なのだが、まだ1巻の36%。「若紫」の章を読み終えるあたりだ。
 それにしてもはじめて読むので驚いたが、まったくこういう話だとは想像もしていなかったのでびっくりである。著者の紫式部は、「桐壺」はやや形式に拘っていて、「帚木」「空蝉」とちょっと固いというか話を飛ばしぎみだったのに、「夕顔」あたりから突如としてストーリーテラーを発揮しはじめ「続きを読みたい」と思わせる書き方へ変貌していく。
 おそらく、読者の反応を得られてから先のことを考えて物語をおもしろくしようと工夫をしはじめたのではないだろうか。そして「若紫」に至っては、いじいじと話を滞らせつつ「どうなるんだ」と読む側の気を揉ませることに成功している。ちょっとやりすぎな感もあるけれど。
 きっと4巻の間に、著者自身も成長していくのではないかと、期待できる。
 とはいえ、いくら愛する人の面影があるからと、未成年者誘拐に走るゲンジはなかなかエグイ人物と言えよう。そもそも若いとはいえ、目当ての女性ではないのに、そこにたまたまいたからとほかの女性とも関係してしまうヤバイやつなので、いまを生きている私はまったく同情しないけれど、こういう人物が逮捕されることもなくどんな生涯を送るのかは興味深い。

NFLスーパーボウルが140円

 今日、NFLから「スーパーボウルを140円で見られるよ」というオファーが来た。すでにAFC、NFCのチャンピオンシップは終わり、2月12日(月)のスーパーボウルは、チーフス対49ersである。どちらも赤を基調としたチーム。どちらも、私の好きなチームである。
 5日はプロボウル(フラッグフットボール形式のオールスター戦。なおフラッグフットボールは次の次のオリンピックで正式種目になるようだ)。
 ということで、ここまでNFL倶楽部だけで過ごしてきたのに、ついついDAZNに入って140円を払ったのであった(DAZNの有料番組は見られない)。
 140円じゃ、いまの次代、大したものは買えない。隣の駅までも行けない。子どもにあげてもバカにされる。
 その140円で、スーパーボウルがナマで見られるのだ。こりゃ、もう払うしかない。なお、ハーフタイムショーも、見ることができそうだし、CMも流れるらしい。スーパーボウルのCMは特別なものが多いので毎年、話題になるのである。
 NHKBSで、スーパーボウルを生放送するようになってから、私はスーパーボウルの日は仕事を休んできた。たいがい1月終わりか2月はじめの月曜日である。たいがい、けっこう忙しい。だが、たいがい風邪が流行っている時期でもあり仮病で休んでも文句は言われない。
 ネットで見ることができるのなら、なにも休むことはない。おっと! 2月12日は、今年は振替休日で会社を休む必要はない!
 古い話だが、NHKBSが生中継するようになったのは、1990年代だったはずで、その頃は、49ersの前世紀、伝説のQBモンタナの時代である。ブロンコスはQBエルウェイだったよね。それ以前は、TBSが録画で洋画枠で放送していた。私がビデオデッキを購入して最初に録画したスーパーボウルは、1984年の15回「レイダース対イーグルス」で、レイダースのQBジム・プランケットや守備のジョン・マツザック(のちに映画俳優もやる)などが活躍した。
 ということで、やはりNFLの引力は強いのである。

うーん、これは失敗だね。


 

 


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