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良いトコですよ、長浜市。

毎年この時期になりますと、帰省ラッシュの乗車率が百何%だとか渋滞が何十kmだとかといったニュースが流れ、それを聞くたびに故郷の事を思い出します。仕事の関係でなかなか帰省できずにいますので、家族や友人たちとは年賀状やメールでの挨拶をするだけになっているのが少し寂しい気分でもあります。

私の故郷は滋賀県の北部に位置する「長浜市」という田園風景が広がる田舎町です。とても良いところなので、思い出しついでにちょっとだけ自慢しておきますね。

長浜城から見た長浜市

私が18年間を過ごした長浜市は、山あり、川あり、そして皆さんご存知の琵琶湖ありの豊かな自然に囲まれた所です。
夏になると近場の琵琶湖で軽く泳ぎます。淡水に飽きてくると日本海に行って本格的に海水浴やキャンプを楽しみます。日本海へは車で小一時間で行けますので日常移動圏内です。冬にはスキー、スノボができます。気候穏やかな季節には山菜取り、ハイキング、サイクリング、ドライブ。もちろんグルメ、ショッピング、スポーツ観戦、観光、お祭り、史跡・寺社仏閣巡りなど、色々楽しめます。
長浜の市街地に住んでいれば、何をするにしても1時間ほどクルマを走らせれば実現できるという好立地なのです。いいでしょ~。
ただしひとつ難点があります。冬は寒いです。雪も積もります。山間部はめっちゃ積もります。

長浜旧市街。道沿いのお店の肉まんが美味しかった。

 では、そんな長浜市に暮らす人たちの人間性はどんなものかと言いますと… キツいかユルいかで言えば、ユルいです。
「間口は狭くはない」と思います。誰でもOKよ!と言い切れるほどではありませんが、基本的に仲良くできます。来訪者に対する警戒心は弱いです。列挙しますと、
 ・物事を深刻に考えない
 ・紐は緩めに結ぶ
 ・時間が過ぎてから気が付く
 ・大体の事は仕方がない
 ・忘れるのが早い
 ・創意工夫をする能力はかなりある
 ・コツコツは苦にならない

とこんな感じでして、やはりそうですね、「ゆるくてマイペース」なのかも知れませんね。攻撃的な地域性ではないと私は思います。

長浜曳山ひきやままつり』という有名なお祭りがあるのですが、それは神輿を担いでガツガツぶつけ合う性格のものではなく、山車の上で子供たちが歌舞伎を演じる非常に芸術性の高いお祭りですので、そのあたりも長浜市民のゆったりとした気質を作り出した要因になっているかも知れません。
長浜は秀吉が作った城下町なのですが、全国の他の城下町と比べると武家屋敷の数が極端に少ない気がします。商業の方にかなりの重点を置いていたのではないでしょうか。様々な家筋の人が集まる商業地域だからこそ共存共栄の意識が強いのかなと思います。近江商人の本拠地と言えるほどの地域では有りませんが、三方良しさんぽうよしの精神に似ている気もしています。

飛び出し坊やはあちこちにいます。

近江牛、鴨料理、鮒ずし、甘露煮などの名産品もたくさんあります。
旅の途中や出張からのお帰りの際など、東海道新幹線の米原駅で降りていただければ、そこから電車で10分、クルマで15分で長浜へ到着です。
歴史情緒あふれる長浜市へ、ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。

最後に長浜市の風景をお楽しみください。

野鳥もたくさん集まります
長浜市は雪国です
鉄道ファンなら価値が分かるらしい。旧長浜駅舎
それでは皆さん、琵琶湖の夕陽ゆうひでさよオナラ。
というのが小学校の時流行ってました。

おしまい。

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