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自分しか知らない思い出を、子供にどうやって残しますか?

自身のルーツを考える時、まずは父母、そして祖父母とたぐっていくでしょう。どんな人だったのか、どんな家に住んでいたのか、どんな生活をしていたのか、何が好きで何を楽しんでいたのか、知りたくなったことはありませんか?

~自己紹介~

私が幼い頃、母は、母の幼少期の出来事や、母が若かった頃の話、私が生まれる前のこと、私が生まれたときのこと、私がどんな赤ちゃんで、幼稚園ではどんな様子だったのか、どんなふうに育ったのかを話してくれました。

私にも子供が生まれて、幼稚園の頃は添い寝をしながらいろいろなことを話したのですが、11歳になった子供にそのことを覚えているのか聞いたら、ほとんど忘れていました。

がっかりでしたが、まあそんなものかもしれないですよね。母は私に記憶を残してくれました。父は一冊の自分の歌集を残してくれました。

私は子供が自身のルーツをいつか知りたくなった時の為に文章を残すことにしました。

私の父は子供が生まれる前に亡くなっています。母は子供が5歳の時に亡くなりました。だから子供のために文章を残すとしたら、子供が会ったことがない私の父、5歳の時にお別れをした母、そして私しか知らない祖父母の思い出を残したいです。

私の息子がいつか楽しく読んでくれますように。