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変わりゆく変わらないもの.

一年前の記事が巡ってきて, あゝ僕はこの日に運命的な出会いをしたんだなと自分のモティーフになったキャラを眺めている. 

そうだ, この頃は感性とロジックの反復横跳びの話を書いたんだった. 

ターゲットとか市場価値の話になりがちな, 自らの手によって制作された物の置き所を探し回るのがビジネス的観点だとしたら, どこにも着地させる意図はなくふらついて没頭した先にある制作活動そのものがクリエイティブでなかもしれないとあの時はよく考えていたけど今となってもその示唆にズレはない. 

“アート”という言葉が一人歩きして, 名付けた瞬間に“アート”化していく, この愚考なモノ化が人類の最高知であり神の賜物を愚弄していると思っているので静かな怒りがある. 

そういうコンテクストを流れながら, 小さきもの達の手から孵化する人生時間を超越したものを目にしては感慨に耽る. 

手垢のついた流れと, 無垢な流れの交流地点だけでしか表向きは触れられないかもしれない. けれど濁流を汲み取って蒸発させた時に残る僅かなカケラは普遍的な何かに辿り着くかもしれない. 変わりゆく変わらないもの


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