幼児期(3~6歳)向けおすすめ絵本。『おおきくなるっていうことは』など
こんにちは。
毎週絵本の紹介をしております。
今日は幼児期3~6歳向けの絵本です。
さっそく、いってみましょう。
おおきくなるっていうことは
『おおきくなるっていうことは ようふくがちいさくなるってこと』
『おおきくなるっていうことは あたらしいはがはえてくるってこと』
大きくなるってどんな事なのかを、1つ1つかみしめていく絵本です。
大きくなるってことは、自分より小さい人が多くなるんだ。
小さい人に優しくなれるのが大きくなるってことなんだ。
と気づかせてくれる温かい絵本です。
【おすすめポイント】
・「おおきくなるっていうことは」の繰り返しでリズム感が良い。
・子どもの成長を1つ1つかみしめられる。
・親近感のある絵で、温かい気持ちになる。
・年長さんになったり、兄弟が生まれたり、年下の存在ができた時にもおすすめです。
いそがしいよる
星がきれいな夜に、家の中にいるのがもったいなくて、ばばばあちゃんは、ゆりいすを外に持ちだして空を眺めます。
どうせなら外で寝てしまおう。
そこでベッドと毛布と枕を、それからお茶の道具も、そしてテーブルやレンジ、しまいには家のものを全部持ちだしてしまいます。
ばばばあちゃんの絵本の第1作です。
【おすすめポイント】
・ツッコミどころ満載のストーリーが面白い!
・お茶目な「ばばばあちゃん」の馬鹿力ぶりが見どころ。
・とにかくほのぼのして後味がいい。
はじめてのおつかい
「みいちゃん、ひとりでおつかいできるかしら」
今まで一人で外に出たことなんて一度もなかった、5歳のみいちゃん。
赤ちゃんのための牛乳を買いに、はじめてのおつかいにいくことになりました。ママからあずかった百円玉を2つにぎりしめて。
途中、転んでしまったり、緊張して声が出なくてお店のひとを呼べなかったり、、。絵も臨場感があり、みいちゃんの緊張感が伝わってきます。
名作中の名作。
私も子どもの頃に何度も読んでもらった大好きな絵本です。
【おすすめポイント】
・みいちゃんの緊張感、泣きそうな気持ち、ほっとする気持ちがリアルに伝わり夢中になる。
・親子で、みいちゃんを応援してしまう。
・どこか懐かしさを感じる林明子さんの絵が温かい気持ちにさせてくれる。
・お店で「たばこ」とどなる男性や、おばさん達のぺちゃくちゃ話でみいちゃんの存在が気づかれないなど、「あるある」な設定も面白い。
いかがでしたでしょうか。
「子どものために」と思って読み聞かせをしているけれど、親の感情も動かされる絵本ってたくさんありますね。
小説も絵本も、読みながら自分の中の記憶の一部と結びついて、
「あ、この感覚知ってる」
「あ、こんな場所見たことある」
となる時が、私は好きです。デジャヴというのでしょうか。
毎週土曜に絵本の紹介をしております。
今回は公開が遅れてしまい、失礼しました。
またぜひ覗きにきていただければ、嬉しい限りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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