delyに入社してわかった事業会社のデザインの楽しさ
こんにちは!UIデザイナーなりたてほやほやのほなみです!
4月まで大学生をやっていて、晴れてdelyにUIデザイナーとして就職しました。今回は、入社して2ヶ月経ったので、今やっていることや、会社のことについて書いていきたいです💫
(就職までの道のりなどは書けていないんですが、ぼちぼち書き残しておきたいなあと思っています。)
この記事を特にみて欲しい人💡
就活していく中で、私自身制作会社と事業会社どっちでデザイナーキャリアをスタートさせるのかとても悩みました。なので、同じような悩みを抱えている人に届いたら嬉しいなあと思います。
私について
私について補足すると、大学3年からデザインの勉強を始め、独学で勉強してデザイナーを目指した一般大卒です。なので、いろんなジャンルのデザインをやってみて、グラフィックも楽しい〜サービス考えるのも楽しい〜と何をやりたいか最後まで決めきれなかった人間です。
一般的に新卒採用では、UI・UX・プロダクト・グラフィック・WEB….など最初にこのデザインをやりたい!と決めなくてはならないと思います。(デザインという世界に足を踏み入れてから1年未満で決めなくてはいけないのが酷だなと思っていました笑)
判断材料が十分にあればいいのですが、なかなか難しいものです。私自身、WEB/グラフィックの制作会社でのインターン経験と個人受注での実務経験はあったものの、事業会社でのインターン経験がないまま就活を始めてしまいました。
こんな悩みがあったので、事業会社(toC)で働くのにはどんな楽しさがあるのか、実際今の会社のどんなところがサイコーなのかをお伝えできれば幸いです!
※あくまで一般論ではなく、個人の経験に基づいたものということをご了承ください🙇♀️ デザインプロセスなんかは、会社によって多種多様だと思っています。自分の足で経験していくのが一番いいんじゃないかと思うので、参考までに読んでくださいね。そして、delyに興味を持っていただけた学生さんがいたら、ぜひインターン来てください☺️✨
事業会社でやっていることとその魅力
早速、delyではどんなことやっているのかを紹介していきたいと思います!
事業会社のデザインプロセス
普段のUIデザインのプロセスは以下の図のような感じです。この流れを1~2週間で行うことが多いです。ですが実際には複数タスクがあったり、不確定の要素も多いのでがちがちにスケジュールが決まっているわけではありません。むしろ、ロードマップに即して自分でスケジューリングをしてPdMに共有・相談するイメージです。
濃い青のところが、制作会社と違うポイントだと思っています。ですが、全く想像もつかない人もいると思うので最初から説明していきます!
まず、リサーチと言語化です。事業の状況に基づいた課題を明確にし、それに合わせて他社のアプリのUIや、実際のユーザーのインサイトをリサーチして言語化します。UIのリサーチでは、他のアプリの要素の一つ一つや一連の体験を分析していき、どのようにデザインや施策に取り入れていくかを考えます。分析すると、要素ごとに意図があることや、どんな効果をユーザーにもたらしているかに気づくことができます。(これは、UIデザインの勉強としてもとてもいい方法だと思います。)そして、リサーチを基にどうしたら意図したように使ってもらえるか仮説を立てます。
そして、次はデザインの検討です。先程のリサーチの結果を元に、時には再度リサーチしながら具体的な形を作っていきます。デザインするときは、意図にあったパターンをできるだけ出してみて比較検討してみたり、一連の流れを先に一気に作ってみてしまったり、デザインする機能によって変えています。
イメージが湧きにくいと思いますが、ここでいう機能というのは、課題を解決するための機能や仕組みのことです。例えば「ユーザーの初回の体験をよくする」という課題があったら、オンボーディングの改善や、初回アクションへのフィードバックなどが解決する機能として考えられます💡マイナーな部分を改善することもあれば、新規で作ることもあります。そして、この「何を作るか」は目標に沿って自分たちで議論し、設定するのが事業会社の特徴だと思います。
デザインを発散して収束させる過程で意識していることは、目的に合わせて理想的なデザインを定義し、今開発するべき範囲まで落とし込むということです。
理想を描いて「あの機能も、この機能も」と考えていくと、とても工数がかかり、本当に使われるか不確かな部分も作ることになっていきます。成功が不確かな中では、まずは必要最低限の機能で実装し、その後数値を見ながら完成度を高めていくのが重要だと思います。そのため、理想は描きつつも、その中でやるべきことを明確にする必要があります。
そこで、ある程度出来上がったら、エンジニアに相談し意見をもらったり、実現可能性について検討するために壁打ちをします。また色々な人が議論できるようにこまめに進捗やデザインをSlackにあげ、フィードバックをもらいます。そうして、理想→開発するもの を収束させていきます。
このデザイン→壁打ち→仕様を詰めるは、何回か繰り返すイメージです。
この何度も壁打ちする過程は、受注の制作会社でインターンしていたときとは大きく違うと感じるポイントで、制作会社ではコンセプトが決まったら一通り完成させてから提案という流れが多かったような気がします。
また、作るもの・範囲はあらかじめ決めておき、基本的に完成しきったものを納品するイメージでした。
ですが、事業会社では、こまめに意思決定を繰り返して何を作るか決め、リリースするのがメインになってきます。この、「自分たちで何を作るべきか考え、議論して決定し、ブラッシュアップしていく過程」が納得感があって面白いポイントかなと思います。
UIデザイナーの仕事は、坪田さんのnoteがもうめちゃくちゃ参考になるのでこちらをぜひみてください!
事業会社でのデザインのこんなところが魅力だと思う
ここまでいつもの業務のやり方を細かく説明してきましたが、事業会社のデザインは何が魅力なの?と疑問に感じると思います。その楽しさは、事業のフェーズによって依存するとは思いますが、私が感じているポイントは以下です。
「自分たちで何を作るべきか考え、議論して決定し、ブラッシュアップしていく過程」が納得感があって面白い
そのため自分の作るデザインに意義や目的を見出しやすい。(ユーザーのこんな課題を解決するために作っていると意識できる)
チームで一つの目標に向かう楽しさがある。
ユーザーに届けたいものが届いているのか、数値やインタビューで知ることができる。
特に初期フェーズでは、
アプリのUIだけではなく、バナーだったり広告、WEBサイト、ユーザーへのヘルプ、ノベルティ、アプリ内イラストなどサービスのブランドを作るデザインも任せてもらえる。
まだ、どんなサービスにしていくか模索している段階なので、 様々な可能性を感じながら、サービス自体をデザインできるチャンスがある。
デザインシステムなどが整っていないので、自分で構築や運用を勉強しながらそれを実務で実践できる。
上記のように多数ありますが、どんな人が向いているかなーと考えた時に、デザイン以外にもサービスをよくするためにチームやビジネスについて興味があり、そこにデザインの力を使って働きかけたい。という人かなと思いました。さらに私は、チームで働くのが好きなタイプなので、何よりそこがいいのかもしれません。
delyでデザインするのはここが楽しい
ここからは、いまいるdelyの好きなポイントを上げていきたいです👏
新卒でこの会社に入れて心からよかったなと思っています✊
1 意思決定がわかりやすくて、何事もスピードが速いのがいい
delyでは、誰が何を考えているのかわからない、という状態が少なく、思考がオープンにされています。
このプロダクトはこの先どうなっていくのか、目標はなんなのか、そのためにはなにを優先するのか、が常にnotionやSlack上で可視化されています。そのため、自分が全体の中でどこに責任を持っているかがわかりやすく、デザインの目的を常に意識して業務ができていると感じます。また、経営陣のミーティングについてもドキュメントやSlackで共有がされるので、誰が何を考えて意思決定しているのかがちゃんとわかり、納得感があります。
これらは、個々人にも当てはまり、メンバーは、自分のやっていること、成果物、なぜその意思決定をしたか、などを随時スラックに投稿します。そうすることで、他職種からのフィードバックが得やすくなったり、みんなで考える環境ができてきて心地が良いです。
最初は可視化・言語化して伝える、というのが苦手でしたが最近はまだまだですができるようになってきて、エンジニアからの意見や他部署からの意見がもらいやすくなってきた気がしています。
そして、何よりスピード感がある中で業務ができるのも好きなポイントです。意思決定がなされると、すぐに誰かが動き実行されます。後述しますが、チームのグローバル化もそのひとつです。
2 任される範囲が広く、やりたいことを実現しやすいのがいい
新卒の私ですが、先ほど述べたようにインターン時代からいろんなジャンルの仕事を任せていただいています。また、自分がこんなことをやりたい!といったらそれが実現する環境であると思います。
今までの例でいうと、
グラフィックデザインやモーションデザインをやってみたい→ノベルティデザインやオンボーディングアニメーションを任せてもらえた
分析に強くなってサービスについて詳しくなりたいと思った→SQLを勉強してやってみるためのサポートをしてもらえた
チームをまとめて指標を追う経験をしたい→小チームを作って一指標を任せてもらえた
といった感じです。
自分で手を挙げるというのも大切ですが、それを事業の目指す方向に合うように尊重してもらえると思っています。
デザイン以外にもいろいろやりたいよ、まだUIなのか、グラフィックなのかあまり定めたくないよ、って人にはおすすめの環境なのかもしれません。
3 グローバルな環境なのがいい
今年の2月から、私のいるTRILLの開発チームは一気にグローバル化しました。昨年末には日本人メンバーだけだったのが、5ヶ月の間たった今ではチームの約3分の1以上が外国籍メンバーです(わお!)
英語は実践で身につけながらミーティングやドキュメントは基本英語で、最初のころに比べてものすごいスピードで英語化が進んできています。言語コミュニケーションの課題はもちろんありますが、その中でもお互いの意図を汲み取りあって仕事をしています。英語は日々精進中です。
グローバルメンバーと関わる中で様々なバックグランドや考え方、人生を知り、世界が広がる感覚があります。たまに、一緒にランチに行ったり雑談したり、プロダクトの議論をしたり日々過ごすのが楽しいです。
私自身、コロナで切望していた留学が中止になってしまった身なので、この変化は嬉しいものでした。日々、英語環境で仕事ができるのに感謝しています。
4 チームの熱量が高い・フラットにものが言える環境なのがいい
最後に、チームの熱量が高いのはとても好きなポイントです。delyは物腰は柔らかいけれど、自分の意見をしっかり持っていてそれをちゃんと言ったり反映しようとする人が多いと感じます。みんな、プロダクトをよくするためにはどうすればいいのかに常に向き合えていると思います。
例えば、Slackチャンネルの中に、アイディアを出す場がありますが、ほぼ毎日新たなアイディアや参考になる記事や施策、改善点が流れて来るような環境で、私も年齢や入社日を気にせずフラットに思ったことを言えていると思います。
また、自分の趣味志向も言いやすいというか、どんな人でも受け入れられやすい環境だなと思っています。とにかく、そういう人たちに囲まれてとても楽しく働けていると思います。
チームがもっと動きやすくなるように、透明性が高くなるように私もいろいろやっていきたいな!
最後に
私が過去に知りたかった事業会社のこととdelyの魅力についてお伝えしてきました。ここまで読んでくださりありがとうございました!
参考になれば幸いです☺️
デザイナーの仲間、増えたら嬉しいので興味持っていただけたらぜひ覗いてみてくださいっ
最近は新メンバーとたくさんランチに行くのを楽しみに生きてます。一緒にランチ行きましょう!👋
おまけ
(採用ページ、しりとりしてるだけなのにめっちゃ楽しそうな写真あるのでぜひみにきてね)