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『ネガティブ・ケイパビリティ』と『反応しない心』って、似てる。

今日は、保育について熱く語る場にお誘いいただき、たくさん話してきました!
楽しかった〜(*^^*)

そのなかでの気づきや学びを、またnoteでも少しずつ残してみようと思っています(^^)

さてまず今日は、今日の集まりで話していて、
ある2つの概念が、似てる!と考えた気づきについて残したいと思います!


その2つの概念とは、

ネガティブ・ケイパビリティ

反応しない心

です!!




ネガティブケイパビリティとは


実は今日の集まりのメインテーマが、このネガティブケイパビリティでした。

日本では、精神科医の帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)さんが、著書『ネガティブケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』にて、解説されている概念です。

著者、帚木(ははきぎ)さんのインタビュー記事より抜粋します。

ネガティヴ・ケイパビリティとは、「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思 議さ、懐疑のなかにいられる能力」あるいは「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」のことを指します。

いま世のなかで重要だとされているのは、ポジティヴ・ケイパビリティでしょう。問題 解決や物事の処理能力で、これこそが現代の学校教育において追求されている能力で す。
しかしわたしは、ポジティヴ・ケイパビリティとネガティヴ・ケイパビリティは両 立できると考えていますし、多くの人に後者を頭のなかに入れておいてほしいのです。


反応しない心とは


僧侶でもある草薙龍瞬さんの著書『反応しない練習』から学んだもの。

「はじめに」より抜粋します。

全ての悩みを根本的に解決できる方法があります。それは、無駄な反応しないことです。
(中略)
勘違いされやすいのですが、反応しないことは無理して我慢することや無視すること、無関心でいることではありません。悩みを増やしてしまうような。無駄な反応を最初からしないこと。怒りや不安や、「どうせ自分なんて」と暗い気分が出てきたら、素早くリセット、解消することです。

さらに冒頭の第1章で、『悩みをなくそうとしない。理解する』とあります。

人によっては、「現実を受け入れることは、つらい」と思うかもしれません。
でも、そ うではありません。「受け入れる」のではなく、「ある」ものを「ある」と理解するだけで す。
「わたしには悩みがある。未解決の問題がある」と、はっきり自覚します。
「でも、きっと解決できる」と考えます。
その「方法」が、これから学ぶ「ブッダの考え方」です。

似通ってる2つの概念に、hona、時間差で出会う


ここまで説明したので、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
この2つの考え方、似通っている部分があるように感じられませんか?!
少なくとも私は、「悩みや未解決の問題が『ある』と受け入れる」し、決してそれが我慢する状態ではない、という部分について、似通っているなぁと感じました。


実は、「反応しない心」については、1年くらい前に夫に勧められて読んでいて、その当時、実際に自分が苦しい場面で活用していた事がありました。

なかでも、当時の私がとても救われたのは、「苦しみを手放して、幸せに暮らしましょう」というメッセージでした。

過去の失敗は反省すべきで、二度と繰り返してはならない。
けれども、もしそうして行動を起こしているのであれば、「あのとき、ああしていれば」「昔々の後悔」を十字架のように背負い続けるのは、ただの執着、心の反応であって、決して人生を幸せにしない。
心の反応が「ある」ことを認めて、先に進もう。

このことを読んで、考えすぎて常に緊張していた心を、すこし解き放してあげられていました。

過去にその経験をしていたので、今回のお話し会のテーマ『ネガティブケイパビリティ』を聞いて調べてみたとき、

え?反応しない心じゃん!!

と、思ったのです。


「人を救いたい」という強い思いの、着地点の近接さに、hona興味津々


ネガティブケイパビリティは、精神科医の方から提唱されたもので、
かたや反応しない心は、原始仏教の教えをよりわかりやすく解説したもの。

発祥がまったく異なるにも関わらず、こんなにと似通っている部分がある(と私が感じる)ということは、
人の心を救おうと考えて突き詰めていくと、未解決の不安定な状態をそのまま「ある」と受け止めることになるんだなあ・・・と、とても興味深かったです。



また後日、ネガティブケイパビリティも反応しない心も、深堀りしてみようかなぁと思います(^^)


では今日この辺で!

最後までお読みいただきありがとうございました!



hona



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