花とモグラ(2005年06月23日)
2005年06月23日 記
夕食の席で「国語の教科書で一番心に残っている物語は何か?」という話題になった。ウチの子は2年生の時に出てきた『スイミー』というお話だそうだ。もともとは、レオ・レオーニ著/谷川俊太郎訳の絵本である。体の色がみんなと違うために、仲間はずれにされてしまっている小魚が主人公。そんな彼が機転を利かせて、大きな魚から仲間たちを救ってあげるというストーリー。当時は毎日のように音読していたので、心に残っているらしい。とくに「すいちゅうブルドーザーみたいな いせえび」とか「にじいろの ゼリーのような くらげ」といった文章がお気に入りのようである。なぜかその場面にくるとゲラゲラ笑い転げていて、そんな我が子を見るのも楽しかった。言葉のリズムがすごく心地いいのだよな。
それで僕の「心に残るお話」であるが、ずばり「花とモグラ」である。著者が星新一ということは中学生になってから知った。といってもストーリーはまるで覚えていない。女の子とロボットのモグラが出てくるのはなんとなく覚えているのだけど……。とにかく、国語の教科書に「ロボット」が登場したことにすごく感激した覚えがある。なにせロボットアニメ全盛期の頃だからね。喜びもひとしおだったに違いない、当時のオレ。というわけで、あらためてネットで調べてみたら、なんとタイトルを間違えていた。「花とモグラ」じゃない。「花とひみつ」。ぜんぜん“ずばり”じゃないじゃん。我ながらいい加減だ。
うちには4冊ほど星新一のショートショートがある。もしかしたら載ってるかな~と思って探してみたけど、見当たらなかった。どの短編集に収録されているのかネットで調べてみたけれど、どうもはっきりしない。新潮文庫版のシリーズには掲載されていないのかな? どなたかご存知の方、おしえてください。ちなみに奥さんの「心に残るお話」は「やみよのからす」というお話らしい。僕はまったく聞いたことがない話である。ネットで検索しても不明。こちらもお心当たりの方は情報をお寄せください。ところで、みなさんの「心に残るお話」はなんだったでしょうか?
僕はもうひとつキョーレツに心に残っている話があるのだけど、それについてはまた後日。
2024年02月09日 追記
結局、いまだに「花とひみつ」収録の短編集がどれなのか調べていない。二十年経てもほんとうにいい加減だオレ。ちなみに奥さんの「やみよのからす」も同様。どなたかご存知の方がいらっしゃったらご教授ください。
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