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身も蓋もない

ブックオフで買って積んで置いた一冊は…『京都ぎらい』

京都たしかに嫌いになるもと思わせる。しかし、この中で見えているのは、京都の歴史の中で室町時代から江戸幕府による政治に翻弄されながら作られた今の姿…それは多くの不満や問題を生み出している。お坊さんも絡んでいて、京都に行ったらお坊さんとしてタクシーに乗ると軽蔑されるという都市伝説の理由もわかります。

さて、ここで面白かったのは江戸幕府の京都寺院の優遇措置、今の繁栄の理由の多くがそこに起因している。

一方で江戸幕府は、善政を敷いていたのか?と言われると…出口治明さんはかなり否定的に捉えています。

鎖国により日本国は貧しくなり、日本人男性の身長は155cm、体重は50Kgとなっているといっています。日本歴史上、最も数値が低いらしいのです。

出口治明さんの本書は、本当に読みやすく勉強になりますが、身も蓋もないぐらい端的です。

それは基本的に数字を大切にし、歴史を部分で見ないで他の場所時間で類似がなかった…その原因と結果を見ている。すなわち、タテ・ヨコ・算数(歴史・地理・数値)でものを見ているからでしょう。

これぐらい端的に文章を書きたいと憧れます。つぎは

この本を読み終わらせたい!




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