「28年目の甲子園」
高校野球が始まった。
高校生の時、硬式野球をしていた人は、
甲子園大会を懐かしく思い見ることだろう。
負けなかった高校は優勝校だけ、
あとのすべての高校は詳しい負けを喫している。
しかし敗戦さえしっかりとできなかった
そんな高校球児がいたとしたら。
「アゲイン 28年目の甲子園」
重松清が書いた本が映画となった。
部員の不祥事で地方大会の決勝戦を
辞退させられた無念の球児たちのその後。
28年を経てオジさんになった元球児たちが
「マスターズ甲子園」を目指す。
燃えつくせなかった思いを白球にぶつける。
様々な仕事や家庭の問題を抱えながら、
再び野球をやろうと決心する。
地方大会の決勝は当時、戦えなかった相手。
正々堂々と闘い、逆転で甲子園の土を踏む。
当時の無念を晴らせた元球児たちは
試合後に大切な人とキャッチボールを行う。
挫折していた男たちは家族を取り戻す。