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バランスを崩したまま走り続けた人生

神経系を整えるセラピーを受けて3年半ほどになります。セラピストは元看護婦です。先日の健康診断の血液検査の結果を分析して、私に相応しい栄養の取り方や生活指導をしてくれました。どうやら私は血糖値が乱高下する状態らしい。

セラピストいわく「長期にわたって厳しい環境で生活した人に見られることだけど、エネルギーを消耗した状態が続くので、脂肪を燃やしてエネルギーを補充しようとする。中性脂肪の値が100を切ると危うくて、70を切るとかなりしんどい。そしてホモルーデンスさんの数値は64です。医療的には正常値の範囲ですが、身体はかなりしんどいはず。」大当たりです。

朝起きると頭痛がするのが普通でした。気持ち悪いししんどいですね。脳梗塞の前兆かと思って水分補給など色々試したけど、そちらではなかった。午後から夕方にかけてどんよりするので、仮眠をとることがしばしばでした。でも、その状態が当たり前で本人は異常とも思っていませんでした。

私がエネルギーを消耗するのは、交感神経優位の状態が続くことと関係があるみたいです。物心ついてから、あるいはその前から常時警戒して生きていたことの名残です。神経が休まることがない家庭環境でした。

社会交流の神経とも呼ばれる腹側(ふくそく)迷走神経複合体は、リラックスした状態で育まれるということです。腹側迷走神経複合体はまた、適度な範囲で緊張と弛緩する役割があるようです。それが育まれていないと、過度の緊張から凍り付くような虚脱の間を行き来するので身体の負担がとても大きいのだとか。

私はずっとバランスを崩したまま走り続けたのですね。苦しいわけです。


自律神経系の仕組みとトラウマの参考書



今現在私は戦場のような環境で生きているわけではありません。それでも身体は昔を覚えていて、その頃の生き残りの仕組みを発動するようです。この仕組みは”戦場”では適応的でしたが、今となっては身体に非常に負担が大きく、若さで抑え込めなくなる中年期以降に心身に様々な不調が現れるのが普通です。

旺盛な生命力の持ち主である私ですが、さすがに五十路にもなると力づくで抑えるのにも限界があります。良いタイミングでセラピーに出会えて本当に幸いでした。少しずつですが身体がリラックスすることができるようになりました。人生に希望を感じます。

「いくつからでも腹側迷走神経複合体は育つよ」嬉しい言葉をありがとう。人体の神秘を感じます。

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