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圧倒的な技術の上に茶目っ気がある。まさに三浦文彰! PPT定期演奏会_2024年2月17日

三浦文彰✖️パシフィックフィルハーモニア東京(以下:PPT )の「第3回東京オペラシティ定期演奏会」をオペラシティで聴いてきました。

1曲目のベートーヴェン「交響曲第1番 ハ長調 作品21」は、ふんわりと始まる印象で、冬でありながら少し暖かい今日にピッタリな曲でした。

三浦文彰さんの貫禄があり豊かなヴァイオリンが導く2曲目のブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26」は、個人的に好きな曲。
三浦さんのボウイングの美しさに目と耳を奪われながら、果てしない心象風景を辿るように聴きました。

まるで光に向かって扉が大きく開け放たれるかのような3楽章では、気づけば涙が溢れており、飯森さんがタクトを下すまで、あっという間でした。

圧倒的な技術の上に茶目っ気がある。まさに三浦文彰! という「ヤンキー・ドゥードゥル」

アンコールに聴いたヴュータン「アメリカの思い出 『ヤンキー・ドゥードゥル』」は、圧倒的な技術の上に茶目っ気があって、まさに三浦文彰! という演奏だったと思います。
そして、1人でありながらオーケストラのような重厚感のある音でした。

速いパッセージで聴かせる部分は、街角でアコーディオン弾きとヴァイオリニストが共演しているようで、後半のフラジオで奏でた高音部は、ピッコロやフルートの様でした。

休憩を挟んで後半のフェルディナント・リース「交響曲第1番 ニ長調 作品23」は、日本初演。なんでも合計8曲あるそうで、PPTではこれから1年に1曲ずつ演奏していくそうです。

文末となりましたが、写真は客演ソロ首席チェロ奏者であり、世界で唯一「ゴルトベルク変奏曲」をチェロ1本で弾くことで知られる北口大輔さん。私は北口さんのファンなので、一緒に撮っていただきました! 

指揮:飯森範親
ヴァイオリン:三浦文彰
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ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 作品21
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
フェルディナント・リース:交響曲第1番 ニ長調 作品23《日本初演》
アンコール/
ヴュータン:アメリカの思い出 「ヤンキー・ドゥードゥル」
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【ききみみ日記】
★今回で投稿138回目になりました★
オペラ・クラシック演奏会の感想をUPしています。是非お越しいただけますとうれしいです。
(2022年10月10日~2023年1月15日まで101回分を毎日投稿していました)

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