雨の土曜、前向きな昼寝

私は土曜日の雨がとても好きです。というのも、雨だと家にいる言い訳ができるから。

晴れでも家にいれば良いじゃん？

と思うじゃないですか。いえいえ違うんです。晴れの日に家にいるのは何か罪悪感があるのです。

燦々と輝く太陽が

「こんなに晴れてるのだから、外に出ておいで」

と私に問いかけているような気がしてなりません。そうなるとインドアな私は仕方なく散歩するか、罪悪感を感じながら家にいるか。

しかしながら、雨の日の土曜はこれまた最高です。

土曜日＋雨＝前向きな昼寝

「あー雨降ってるわ。」

「あらら、外いけないなー。」

「そうだ、昼寝をしよう」

ここで言う昼寝とは、ポジティブな昼寝。前向きな昼寝です。

晴れた土曜日の昼寝って何か時間を無駄にしたようで、勿体ない気がしませんか？雨の日の昼寝はそうではありません。

全て前向きなポジティブな昼寝。

窓の外では雨がザーザーと降っている。自然の摂理を目の前に、私はなんのも抵抗も、なんの主張もできません！！！！！

アメアメフレフレモットフレ！

雨音を聴きながらスッと眠りにつけます。

目が覚めたら17:30。

罪悪感？

１ミリもありません。何せ外は雨が降っているから。更に雨の日の土曜は夜も楽しみがあります。

昼にいっぱい寝たので夜は中々寝付けないのです。そこで、ワクワクな夜更かしが始まります。

土曜日＋寝れない夜＝夜更かし

平日は明日のことを考えると中々夜更かしする気が進みません。しかし、「土曜日」と「寝れない夜」はまさに、日食のタイミングと同等と思っても良いのでは？

もう夜更かしをするしかありません。

さて、そんな特別な日の夜更かしにはお酒と映画は欠かせません。私はお酒が好きです。特別な夜に飲むお酒はウイスキーをストレートで飲みます。

なぜウイスキーかと言うと、味と香りが好きなのと丁度よく酔えるからです。

ちなみに雨の日のおすすめウイスキーは「タリスカー」

タリスカーとは、スコットランドで作られるウイスキー。海の近くに蒸留所があり、味は潮っ気がありながら、力強く香り高いウイスキーです。

雨が色々洗い流してくれるみたいに、タリスカーも嫌なこと、忘れたいことを洗い流してくれます。

お酒の準備ができたら次は映画です。これがまた悩みます。まだ見ていない映画を見るのか、それとも好きな映画をもう一度見るのか。その時の気分です。

「挑戦するか、守りに入るか」

「伸るか反るか」

「守備は最大の攻撃」

頭の中では作戦会議が行われ、映画を見るのにこんなに迷う人がいるのか！？というくらい迷います。

お酒を飲みながらあーだこーだしていると、どこからか「ラリホー」（眠りの呪文）を受けてしまいます。

そして、決まった作戦は「いのちだいじ」

結局、ウイスキーを飲みながら何の映画を見るか考えてると、眠くなってしまい映画を見ずにベッドインしまうことが多々あるのです。

次の日10:00ごろ目が覚めてベッドでぬくぬく、後悔と反省。

だけど、雨の日だったから大丈夫。全ては雨が降っていたせい。

と思い、もっともっと雨の日を好きになります。

雨の日くらいは言い訳して、だらだら過ごすのが何よりも充実した日だということを実感します。