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ホームスクーリングを辞めた理由とは②

 前回お話ししたホームスクールを辞めた理由は、主に息子の意思と年齢でした。 今回は、辞めると決めるにあたって私自身が感じた事を書いていきたいと思います。



1.やっと終わる!…?


 息子は一人っ子なので、生まれてから10年ずーっと母子で過ごしてきました。(夫はもちろん一緒に住んでますが、基本的に日中は専業主婦の私が息子の面倒を見ています。) 小さい時はそれでもよかったですが、さすがに息子も母親と2人で遊ぶという事はなくなります。 いい加減もっと友達と遊びたい!!そう思うのも順調に成長している証拠だと思いました。 

やっとやっと、一人の時間が持てる!!

正直な感想としてこれはとても嬉しい事でした。

 『一人の時間』何しようかな・・・ 今までできなかった事をやろう!と意気込んでいたけれど、実際は好きな時に好きな所に行ける!これくらいしかなかったんです。 しかも、自由にフラフラと買い物に行くとか、好きなだけ何時間でもカフェに行けるとか、好きな音楽を気兼ねなく聴けるなど・・・。 なんとも小さな夢でした。
 
 ここでは11歳以下(10~12歳だったかな)の子供達だけで、家や車内に残ってお留守番という事ができません。必ずベビーシッターなど資格を取ったティーンエージャーか、大人が一緒にいないといけないので、平日日中はどこに行くにも息子を連れていく必要がありました。

 なので、自分がしたい事ができない。そういう意味で、やっと一人になれる!!というのは、解放された気持ちになり、一つ肩の荷が下りた気がしました。


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2.途中で辞める事の罪悪感

 私の性格上、決めた事を最後までやり通さない事に罪悪感を持ちます。 もちろん、今回もしばらくその感情は消えませんでした。 

しかし!一番大事なのは息子の事!!

 息子の事を考え、本人の希望でもある事なんだから途中で辞めることで罪悪感を持つ必要なんてない。 ハイスクールまではホームスクーリングをすると決めてたけど、途中で辞める事は決して間違っていない。 そう思えたら、気持ち的にだいぶ楽になりました。



3.学校教育に反対してたのに・・・?

 『来年から学校に行かせたいと思う』と夫に話した時、あっさりと『いいと思うよ』と言いました。 え?今何て言った? あれだけ学校には行かせないって言ってたじゃん!  もちろん喧嘩になりました。

 夫からは『学校に行かせないとは言ってない』と言われ…

 お~~~~~~い!!腰が抜けそうになりました。 私が今まで苦労してきた事は一体何だったんだろうか・・・・・・・・・・このことに関しては、かなり自問自答しました。

 ◇

 バンクーバーで暮らす中で、夫が子供の時過ごした環境と違う事を肌で感じた事が大きいのではないかと思います。 日系人として白人社会で育った夫には、私が経験したことがない事を子供の頃に沢山経験しています。 (しかもあまり良くない経験) 同じ思いを息子にさせたくないと思うのは、親心として当然だと思いました。

 またとても信頼しているカナダ人家族がホームスクーリングを辞め既に学校に行かせていて、その体験談を聞いたのも良かったのかもしれません。

 このように、いくつもの要因が重なり次年から学校に行かせよう!という事になったのです。 しかし、それを決めたのが2019年年明けすぐ位。 その時はまだ具体的にどの学校にするのか決めておらず、ホームスクーリングと並行して『学校』について調べていく事になりました。


注)学校への登録は基本的に年明けすぐに始まり、約1か月ほどで締め切られます。 もちろん例外もあるので一概には言えませんが、基本は申し込み期間を過ぎてから申請すると、空きがなければ次年度から学校に行けないという事です。


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