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どうやってハーネマン先生はレメディの作り方にたどり着いたのかのお話

ハーネマン先生の鋭い観察眼

レメディを作るために物質をどうして水の中にいれるかというと、漢方もそうですが、薬草は煮だしたり、オイルにつけたりして、エキスを抽出して使われることが多いです。

何より毒性の強い植物なんかを使おうと思ったときに、そのものそのままでは毒性が強すぎてしまいます。

そのために、ハーネマンはまず水に入れて薄めたそうです。

しかし、薄めただけでは効果も薄れて何も起こりませんでした。

振動!


どうしたものか…と思っているある日、ハーネマンは使っている薬草がどうやら往診先の方がよく効いていることに気が付きました。

同じ症状で同程度の体力の患者さんでも、往診先の患者さんのほうが早く回復したそうです。

なぜか?ということを考えた時に、

違いは「馬車で運んだかどうかだ!」ということに気が付いたそうです。

馬車で運ぶ時の振動がカギなのではないか?

と考えたハーネマンは、水で薄めるだけではなく、振動を与えるということをしてみたそうです。

そうすると、薄めながらでも、振動を与えれば与えるほど、効き目が早く深くみられたのだそうです。

こうしてハーネマンの観察眼でホメオパシーのレメディは作られていきました。

ハーネマン先生

ハーネマンはとっても科学的な検証をする人でした。

仮説を立て、実験・実践してみて、その中から共通する項目、再現される項目を抽出していきました。

常に実践、実践。とにかくやってみる、という人だったようです。

深く人はどうして病にかかるのか?ということを、当時の医学の常識からだけではなく、様々な角度から俯瞰してみていたと感じます。

同じ病がある人とない人では何が違うのか?どうしてか?共通することは?

そういったことに注目して、ホメオパシーを確立して、使うレメディの種類は増えていきました。

現在でも年々レメディは増えています。

小さな粒のレメディ


こうしてレメディは作られているわけですが、さて、このレメディってどんな作用があるんでしょうか?

薬であって、薬でない?

レメディって、結局どういう事でしょうか?
次回はそのお話をしたいと思います。

火曜日と金曜日の午前中にアップします!


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