"あんたは餃子に触るな" から家庭料理を考える
何というタイトルや!笑
いやいや、でもホントに家庭料理につながりますので、まぁ、ちょっと読み流していってくださいな。
コンビニ商品開発の仕事に就いていました
「餃子焼くな」だったかな?
今となっては、
その言葉尻は薄れてはいるものの…
その時のこころの衝撃と言ったら…
実は、10年以上前、某コンビニに惣菜を納品する食品工場に勤めていました。
「商品開発」という裏方の仕事です。
決して、店頭に並ぶ商品に名前が出ることは無く。レシピも、関連会社内で共有することもあったり…
一個人の顔が決して表に出ることのない世界でした。※今現役の人はどうだろう?担当者、名前出たりするかなぁ?
10年以上前だと、私もまだ20代半ば、怖いもの知らず!
経験も一切ないけど、ただただ縁にしがみついて飛び込んだ世界でした。
今でこそ料理を仕事にしていますが、その頃は本当に何もできず。笑
18歳までの実家暮らしで料理の手伝いをすることもなかったし
学生の4年間は、自分の食べるためだけに、自分の好きなものだけを食べていました。
一人暮らしの仲間で集まって鍋を作るときにも、
「なべ出汁??昆布入れるん??」というレベル…
ともかく、食べるのだけは得意だったんです。
食べるのが好きだから、作る側になりたい!
そんな単純な想いだけで突っ走っていましたね
若かった…
それで、冒頭の「餃子触るな」です。
餃子の担当がまわってきた
その商品開発の仕事に就いて、現場の研修も終わり、開発課の仕事に少し慣れてきた時期だったかな…
餃子商品に携わることになり(サブだったと思う…)テストキッチンで餃子を焼く機会がありました。
各社、担当の商品を持ち寄って確認を行う、プレゼン会議が毎週ありまして。
その前日には、会議での試食用の商品を作る必要があるんです。
あくまで、まだテストキッチンのレベル。工場の機器での試作は、この会議でOKを貰ってから。
ということは…
大事な会議なんですよね。
そこに持っていく餃子を
私は、全くまともに焼けなかった!!!!!!
※生焼けか黒焦げかくっつくか…
そして、みかねた上司から「お前は…(略」
開発課に一緒に勤めていたパートさんは、地元のベテラン主婦ばかり。
もちろん、工場内ではなく開発課に配属されているからには料理もお上手で。餃子を焼くことなんて、ちょちょいのちょい!
当初、ホントに愕然としました。
ぼっこし凹みました。
こんなことも出来ないのかーー、って。
活動の原点。
ご安心ください。
この出来事、実は、今となっては、感謝ばかり。
私の得意をしっかり見てくれて、役割に気づかせようとしてくれたんだと思っています。
オブラートに包むことが苦手な上司だったので
(私はそんなところが大好き!)
ど・ストレートにそんなセリフになってしまったんですよね
と言うか、そう伝えるしかない。
大事な商品や。
他のやるべきことをしろ。笑
ここまで読んでいただいた方、うっすらとお気づきですか?
私、餃子だけじゃないんです。
他の料理も、
今思い返すと、全然基本がなってなかった!!!
でもね、仕事としては成り立つんです…
※ほんと諦めないでくれていたことにも感謝ばかり。
というのも、ほとんどの業務がゼロからの仕事ではなかったから。
先人たちが整えてきた商品の "ブラッシュアップ" いわゆる、マイナーチェンジ。
そんな業務が多かったので、説明書を見て仕事にあたる、と言う感覚なんですね。
■一度、作ってみる(食べる。)
↓
■理想とする市場の商品を調査に行く(食べる!)
↓
■どうしたら理想に近く再現できるか調整する(食べる♪♪)
※食べるのが好きな人には天国みたいなお仕事でしょう!?
レシピの「数字」を見ながら、説明書通りに商品を作って
調整は、パソコン上で数字を少しずつ変えたり、食材を入れ替えたりする程度。
大胆な変更や、ゼロからのものは、ほぼ無かったし、必要性が低かった。
だって、売れているんですもん。
餃子事件から考える家庭料理の快適化
何が言いたいか、と言うと。
この、商品を作り上げる流れが、家庭料理を快適にすることにおいても役に立つ!
…とお伝えしたい。
先ほどの一連を言い換えると、
【現状把握】
↓
【理想との差異を具体化】
↓
【解決策を考えて組み込む】
そんな流れになっています。
まさに、
いま私がやっている、おうちご飯の仕組みづくりと同じです!
いや、
これが原点
ということに気づきました。
■家族に人気のメニューは有りますか?
■好きな味付けは有りますか?
■あなたの今のストレスに感じることは何ですか?
■どうなったら心地よいですか?
巷にあふれるレシピから考えるんじゃないんだよ、
今ある貴方の食生活を軸に考えていった方が、確実だし、早い。
そこに必要とするエッセンスを
ほんの少し足してあげるだけ。
そうするとね…
ここちよく、無理なく、毎日がグルグルと回り出す。
餃子をまともに焼けない、
鍋の出汁も引けない、
でも、
自分の食べたいもの、理想を、
記憶の中のおいしいを
ただただ、追いかけてきた私。
その執着心があったから、
今のスタイルが出来ました。
こんな私だからこそ、
毎日のご飯はもちろんだけど、自分も大切にしたい!
そんなあなたのお役にたてると思って、日々活動しています。
ぜひ、
あなたのこうなりたい!
ってことをメッセージやコメントで
(こっそりでもいいよ。)おしえてくださいね!
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