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ラーメン体育会系論

僕、ぶっちゃけラーメンそんなに得意じゃないんです。

いざ食べるとおいしいし、別に嫌いじゃないんだけど。
でも一人のときに食べたくなることはほとんどない。


というか、もうラーメンは体育会系だと思っている。
だって中身は全て、「土台は下半身から」といわんばかりのどっしりとしたスープで鍛え上げられた選手たちだし。

エースの麵に4番打者のチャーシュー、強打の2番の煮卵にクリーンナップのメンマとモヤシ。
完全に攻撃型の強豪校じゃないですか…。

なんとも逃げ場がないというか、試合が始まってしまうと僕は完全に防戦一方になってしまって9回裏まで持つ気がしないのだ。
と、ひるんだ時に視界に入ってくる焼きのりが嘲笑っている感じがしてまた腹が立つ。


案の定こってり具合にしんどくなってしまって、残してしまうという苦い経験が多い。
だから苦手。

あとは、お店に入るまでの独特なにおいが僕は苦手で、不戦敗を喫することもある。


ほな食べんかったらええやんって声も聞こえてきそうだが、麵をすする喜びはたまに味わいたいのだ。(わがまま)


多分ここまででほとんどの人に共感してもらえていないと思うが、そんな文化系の僕でも、完食!また食べたいなって思えるラーメン屋に出会えたので今回はその話です。

 

豚そば月や

 
福岡にある豚そば月やというラーメン屋に感動した。
まず、スープが透明。
トリコのセンチュリースープぐらい透き通っている。

ベースは福岡といえば、な豚骨なのだが、獣臭が全くないのがすごい。

そしてなんと中身は、細麺、チャーシュー、以上!

余計なものは一切排除されている。
なんなら、チャーシューでさえ、申し訳程度に盛られているぐらい。

シンプルであることは複雑であることよりも難しいとジョブズも言っていたが、ラーメンでここまで来るとは!

ビックリするくらいツルツルいけちゃいました。
ラーメンは伸びるまでに決着をつけないというウルトラマン的ルールがあるのも苦手な要因だけど、これはペロリ。


聞くところによると、「豚そば月や」は飲みの〆で行く方が旨さ倍増らしい。

リンク↓
https://goo.gl/maps/ddS43Uh5i27DPYj3A


福岡行くときはまた行かねば~と思っていたけど、東京の広尾にもあるんだって。

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