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糸口がないところに思わぬ盲点があった話

先月から友人・高品美紀ちゃん(@mtakashina)のコーチングを受けるようになった。周りでもコーチングを学び始めた人、受け始めた人が出てきていて、なんとなく気になっていたものの、正直「カウンセリングとどう違うんだろう?」「それって本当に人に話さないと解決しないんだろうか」と半信半疑だった。

ただ、共通の友人から「すごく自分の気持ちや方向性が整理できていいよ!」と勧めてもらったので、数年ぶりに美紀ちゃんに連絡して、以来月1回オンラインで話すようになった。

もともと自分の気持ちや生活、悩みを人に話すのが苦手だから、最初は抵抗があった。けれどもそんな不安は久々に会った友人なのですぐに消え、恋愛のこと、仕事のことなど普通の友達とのオンライン飲みのごとくあんまり気を遣わず話せたのはすごくありがたかった。

昨日は2回目のセッションがあり、目下の悩みは「時間がうまく使えない」こと。

今取っている授業のレベルが高すぎて、
本当はちゃんと準備して臨みたいのに、課題をこなすだけで精一杯で、
本当はやらなきゃいけない就活準備も全然手がつけられなくて、
疲れてしまって、寝落ちしちゃって、
「ああまた今日もできなかった…」って落ち込む
ネガティブスパイラルに落ちていた。

かといって無駄にしている時間があるのかというとそんなこともなく、
そんなにスマホを見たりもしていないし、
数分空いたら課題のことを考えてペンと手帳を握っていたりする。
けれども数分の空きも作れないほど余裕がなくて、
たまに遊びに行っても頭の中で自分のやることリストが点滅していて、
新年の1番の抱負だった「余裕を作る」が全然できなくて
どうすればいいのか自分でも見えてない、わからない状態が続いていた。

そんな話をしている中で、美紀ちゃんから手を抜けるところってあったりするの?っていう質問があって、すとんと腹に落ちたことがあった。

「そっか、全部同じように頑張らなくっていいんだ。」

言葉にすると至極当たり前のことだけれども、変に真面目すぎるからか、「なんとか全部100%やらなきゃ」ってひとつのことに集中しすぎていて、そんな当たり前のことに気づけていなかった。

自分の中で優先位置が低いものは70%の力でいいし、
逆に本気で頑張らないといけないところに余力の30%を回してもいい。
あと、本当はやりたいことがあって、そのために時間を作れるようにする、っていう考え方の方がモチベーションにもなる。
気持ち的に本当にできない時は、「今日は休みじゃ」って見切りをつけたっていい。

ちょっと肩の力が抜けた気がした。

「ちょっと今どう抜け出せばいいかわからないなあ」と思った時は、誰かに話してもらうことで、盲点だったことが見えるかもしれない。人と話してみるって本当大事だなと思った出来事だった。

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