人はなぜ移動するのか?
皆さんは旅行、好きですか?
コロナ禍で旅へ出ることが難しくなっていますが、旅は人を引き付ける魅力があるものだと思います。
こちらを読みました。
「人はなぜ移動するのか」。
本の言葉とともに考えてみたいと思います。
変化がなければ心は消耗する
変化のない日々。
そんな日々を望んだことはありますか?
イレギュラーなことが何も起きない、平穏な毎日。
それはたしかに、誰もが望む日々なのかもしれません。
身体のエネルギーの消耗も少ないと思います。
では、心の方はどうでしょうか?
変化がないということは、ストレスを感じることは少ないのかもしれません。
でも、人は矛盾を抱えているもので、
ストレスを感じたくない気持ちと感じたい気持ち、
その両方を持っているのだと思います。
ストレスを感じたいと言うと、そんなことはない!となりそうですが、
ワクワクしたい、
新しいことがしたい、
変化が欲しい、
そんな気持ちが生まれてくるのではないでしょうか?
心は感じることをやめないものだと思います。
だから、変化のない日々でも何かしらを感じ取ろうとしています。
変化のないところで何かを感じ取ろうとすること、そういう視点からいくと変化のない日々は心にとって大変なストレスなのかもしれません。
旅に出れば、そこにはイレギュラーなことだらけです。
知らない土地で、知らない人が生活している。
今まで見たこともない建物を見るかもしれないし、聞いたことのない言葉を聞くかもしれない。
旅は心の感覚を研ぎ澄ましてくれるものだと思います。
変化がなければ心は消耗する。
だが新たな見方をするようになれば、新たな展望が開ける。
「そういうこともあるだろう」という見方
旅をするということは、新しい出会いのきっかけでもあります。
実際に人と出会って言葉を交わしたりしなくとも、初めての土地に行ってその土地のものに触れれば、それは立派な「出会い」になります。
自分とは違う服を着る人がいて、
自分とは違う食べ物を食べる人がいる。
違う景色を毎日見て、
違った作りの家に住んでいる。
そういう出会いは世界を広げてくれるものです。
この本にも、
過度に本好きな人たちと、過度に旅好きな人たちはともに、
「そんなことはない」というより「そういうこともあるだろう」と考えるようになっていく傾向があるのだ。
とあります。
「そういうこともあるだろう」
そんな見方を獲得することは、「自由」と繋がっているのだと思います。
僕は本を読むことで、「自由」になれる感覚があります。
それはジャンルを問わず、本には世界を知るきっかけがあるからです。
こんな人たちがいるんだ、
こんな感情があるんだ、
こんな歴史があるんだ、
そうやって世界を知ることで、「そういうこともあるだろう」という見方ができるようになります。
自由とは世界の広さを知ること、でもあると思います。
感覚を研ぎ澄まし、新たな展望を開く。
世界を知って自由になる。
他にも旅の魅力は尽きないものだと思います。
皆さんにとっての「旅の魅力」は何ですか?
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