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共感と同感

共感と同感。
皆さんは2つの違いを意識したことはありますか?

キャリアコンサルタント養成講座で学んだ中で、僕はこの2つは違うものとして認識するようになりました。

共感:相手の枠組みで相手の気持ちを感じること、感じようとすること。
同感:自分の枠組みで相手の気持ちを感じ、相手と同じ気持ちになったと思うこと。

僕の解釈ではこのような感じになります。

「相手の枠組み」とは、相手の立場に立つということです。
自分の枠組みを一旦置いておいて、相手の枠組みからの景色を見る。
共感は、相手の立場に立って相手の気持ちを感じること。
だから、自分が感じる気持ちとは違うこともあるかもしれません。

こう捉えると、「共感」というのは簡単にできるものではないように思います。
世界の中心は自分ではないと認識していたとしても、
自分という存在はいつもついて回るもので、自分の価値観に引っ張られてしまうことがあるからです。

「共感しました。」
そう言ったときに、「同感」が混ざっていることもあります。
自分も同じ経験をして同じ気持ちになった、そう伝えたとき、
もしかしたら、相手は自分とは違う感情を抱いているかもしれません。
同じような経験をしたときでも、その出来事に対する感じ方は人それぞれです。

いつもいつもこの意味で「共感」をする必要はないと思います。
相手の話を聞こうと思うときに、こんな感覚を意識する。
そうすれば、より深く話を聞くことができるかもしれません。

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