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自分を主観でとらえるな

どうしてそう他人事でいられるのだろう。
そんな無責任でいられるのだろう。

仕事中にそんなことを思ったことは
ないだろうか。

「当事者意識がない」


野球部で体育会系で育った私は、
チームプレー重視する顧問の監督に
よく怒られたものだ。

私はよくあっけらかんとしていても、
主将だった友人は責任を感じていた
ようだった。

もちろん組織をまとめている以上、
ある程度の責任を負うのは致し方ないだろう。

会社で言えば、中間管理職といった
ところのマネージャー層も同じような
気概で、仕事に向き合っている人も
いるだろう。

ただ、必要以上にコントロール
できないものに心を消耗すべきでない。

思い込みの怖さ

部下を思うようにマネジメントができない。
プロジェクトの中で自分の職責を
果たせない。

客観的にそれらが事実かは置いておいて、
自分自身をどんどん追い込んでいく人がいる。

もちろん追い込まれることによって
高いパフォーマンスを発揮する人も
少なからずいる。

ただ多数派ではないし、
オススメできる手法ではない。

特に「知らず知らずのうちに」
自身を追い込んでしまっている
ケースはタチが悪い。

メンタルダウンの典型的なパターンだからだ。

ただ本人は自分のパフォーマンスが
発揮できていないと感じている
一方で、
事実としてはそうでもなかったり
することがある。

つまり、本人が
「自分はダメだ」
「責任を果たせていない」
そう思い込んでいたとしても
プロジェクトは円滑にまわっていたり、
その上司からも評価されていることがある。

「思いこみ」というのは怖いものである。

知っているということを知っている

そんな傾向に少しでも思いあたる
節がある人へ。

メタ認知という言葉をご存知だろうか。

メタ認知とは、自己の認知活動(知覚、情動、記憶、思考など)を客観的に捉え評価した上で制御することと定義されているようだ。

言い換えると「知っていることを
知っている」ということだ。

仕事の例で考えてみよう。

プレゼンテーション中に「話すスピードが速すぎないか」「周囲の人たちは理解してくれているか」などと考えることは、
メタ認知的なアプローチと言えるだろう。

自分が追い込まれているとき。
つらいとき。

一歩下がって自分を俯瞰的に
捉える訓練をしてみよう。

あえて紙に書き出すなどの文章に
してもいい。
ちょっと極端な例だが、
自分で幽体離脱して
客観的に見ているイメージである。

自分の世界に没頭することはとても
いいことだ。
ただその世界は自分にしか見えていない。

メタ認知を使って、その世界を
捉えなおしてみれば、今の状況が
「そこまで悪くない」
そう思えることがわかるだろう。

心がけひとつであなたの見えている
景色は必ず変わる。
暗く見えたとしても、ほんの少しの
彩りを加えることができるはずだ。


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