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【第18話】サウナリーマン日記「激アツのスチームに抱かれて」〜スパリゾート プレジデント〜

錦糸町と並んで、サウナの
激戦地である上野。

その日は、
一駅隣の御徒町の地に降り立つ。

この施設は上野駅から離れていることも
あってか、少し落ち着いている。

なぜかおしゃべり大好きな
若者の集団に遭遇したことがない。
安心して飛び込める場所。

そう、それは個性を解き放つ
スパリゾート プレジデント。



施設はとてもきれいですが、
どこか昭和を感じさせられる。

サウナ・スパ健康アドバイザー証
提示で10%オフで入場できて、幸せ。
1080円で入場。

脱衣所のロッカーの名称を
ナンバーではなく、
三国志の武将という
トリッキースキーム。

読めない武将多数。
細かいところで尖っている。
そんなところも好きなのよ。

休憩室の階段の途中では
キティちゃんがお出迎え。

「キティはサウナーです」
と言い切っております。


900mlのイオンウォーターが170円
という良心的な価格で即購入。

適度な水分補給体制完了。

意気揚々と大浴場にくり出そう。

ところが、ここで「姉さん、事件です」

致命的なミステイク発覚。

なんとレジェンドゆうさんの
アウフグースが昨日
だったことが壁の掲示で判明。

レジェンドゆうさんは、私が
昨日訪れたクレスト松戸で
今日アウフグースを行うとのこと。

なんと
完全にレジェンドの熱波の
すれ違いではないか。

訪れる順番が逆だったら。
レジェンド熱波の連戦という夢のような
シチュエーション。

サ室前にも掲示されたレジェンドゆうさん
のポスターを眺めながら、
私は突然無意識に30年前の自分に
タイムスリップした。

小3の春。
学級会での係決め。
私は「けいじ係」に立候補した。

勘のいい読者ならお分かりであろう。
私は完全に勘違いして立候補していた。 

当時の昼間から夕方にかけて
この手のドラマの再放送がたくさん
あった。

そう、純真な小3の想いを
残酷なまでに汲み取って現実は簡単に裏切る。

そう、あくまで「掲示係」なのだ。
断じて「刑事係」ではなかった。

私は小3にして、刑事という憧れの夢を
断ち切られたというダメージを
思い起こさせるほど、ショッキングだった。

そんなアホな30年前の出来事を
思いださせるほど、インパクトのある
「掲示」だった。

こうしてレジェンドゆうさんの
アウフグースは次回にお預けとなった。 

「熱波師の流儀」という本を読んで
一度お目にかかりたいと思っているが、
また次回の楽しみに取っておこう。

ドライサウナも十分なスペースがあり、
お客様のマナーもいいところも
プレジデントの魅力です。

そして私が1番プレジデントが
好きな理由。

激アツなスチームサウナ。

大浴場を見下ろす、適度なコンパクト
スペースによもぎの香りが充満している。

アメ横で人が溢れている外の風景を
忘れさせるくらい幻想的な
世界をいざなってくれるのです。

サウナに来る目的。
それは忙しすぎる日常からのリセット

一瞬で視界を奪う蒸気に包まれたとき。
そのリセットは完成します。

熱さに耐えて汗をかくのではなく、
自分の身体と対話しながら
汗をかく。

なんであんなこと言っちゃったんだろう。
なんであんなミスしてしまったんだろう。
なんで誰かのせいにしてしまうんだろう。 

自分勝手に覚醒してしまった
モヤモヤした自己嫌悪を少しずつ
浄化していく。

僕はこれから何度もこうやって
自分を癒していく。

自分で自分をケアする、
セルフケア。

何をすれば、自分が回復できるのか。
それを知っていることは、
このせちがらい社会では
すごく大事なこと。

切実に本当にそう思う。
また来よう。

そんな癒やしの場所のひとつで
あってほしい。

スパリゾート プレジデント、ありがとう。

最後にお知らせ

「サウナリーマン日記」は、
サウナをより身近に感じて自分なりの
幸せの見つけ方を考えていただく
機会を提供するショートエッセイ
マガジンです。

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