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月経困難症、ピルをやめる

 私が講座を受けているアーユルヴェーダのスクールでは、講座の前に「変化のシェアタイム」があります。そこで、さらっとピルを辞めた話をしました。

 私、長年、低用量ピルを飲んでいたんです。きっとこの記事を見られている方の中にも、ピル服薬中や服薬を検討中の方がいらっしゃるかもしれません。悩んでいる方のお役に少しでもなれたら…と思い、実体験から「ピルのメリット・デメリット」を綴ります。

1 ピルを始めたきっかけ

 社会人になり、PMS(月経前症候群)も月経痛もひどく、月の半分は心も身体も不調を感じていました。

 例えば、イライラ・気分の落ち込み・感情の起伏・涙がでる・身体のだるさ・ニキビ・頭痛・腹痛・下痢・胸のはりなどです。

 私はどちらかというとバリキャリ志向で、社会人になりたての頃から「いかに日々ベストな状態で働けるか」や「自分のキャリア形成」を考えていました。そのため、上記の症状を緩和できるピルは私に最適だと思っていました。

 実際に服薬し、以下のような効能を感じました。

○PMSや月経痛を緩和 ⇒身体は以前より安定(心は…安定せず)

○月経周期が安定(正確には月経ではないが)⇒予定を立てやすい

○経血量が少ない ⇒ トイレに行く回数を減らせる

○避妊効果がある ⇒ 望まない妊娠を防げる

 1日1錠飲むだけでこれらの効果が得られるってすごいですよね。このコントロールする力に魅力を感じていたのですが、だんだんと薬で身体をコントロールできることに違和感を感じ始めたのです。

2 ピルをやめようと思ったきっかけ       

 長年ピルを服用していましたが、Ayurvedaに出会う前に、Yogaに出会った私はYogaを続ける中で、内省する機会が増え「自然」な物や事柄を好むようになりました。

 そして、月経を厄介者扱いしていた自分に気づくとともに、自身のライフスタイルを変えようともせず、薬に頼っていた自分に気づくのです。

 そして、「ピルやめよ」と直感的に思い辞めるのでした。

 驚くことに、長年、頼っていたピルを辞めることに不安を感じることは無かったんです。きっとYogaを続ける中で、自分で心身の整え方が分かってきたんですね。だから、きっと大丈夫だろうと思い、月経痛のことも「痛くなったら、痛み止めでも飲めばいいや」くらいで、ふんわりと考えていました。

3 ピルをやめた今思うこと・今の体調

 ピルを服用していた頃、私は身体の安定は手に入れることが出来ましたが、心の安定を手にすることは出来ませんでした。

 ピルを辞めてすぐに、Ayurvedaに出会い、自然原則に基づいたその知恵でひも解くと、ピル服薬による心の乱れの理由が分かりました。

 ピルに効能があるのは確かです。ですが、デメリットもあります。今メリットの情報が溢れていますが、そのどちらも考えた上で、「自分で選ぶ」ことが大切ですね。

 私が思うピルのデメリットは、排卵を止め月経をコントロールすることで「本来の身体の働きを止め、身体の声を聴く機会を失っていること」だと思いました。

 ピルを辞めた今の私の体調はというと…順調です!

 何度か月経が来ましたが、今のところ毎回、月経痛はなく、経血量も少なく、夜の経血量は依然と比べかなり少なく、PMSも落ち着いています。(月経関係なく気分の浮き沈みは、まだあります)

 それでも、重いな、だるいな…という身体からのサインは出ていますので、その声をしっかりと聴いて、月経期間中はゆったりと過ごし、意識的に自分を甘やかすようにしています。

 あと、「排卵かも」「もうすぐ月経かも」という勘が働くようになりました。ピル服用前は、「あ~PMSだ~~今から2週間は辛いなぁ…」という感じでしたので、かなり心身ともに状態は変わっています。

 月経痛やPMSに悩まれている方、ピル服薬も一つの方法ですが、以下の講座を受けると、それだけではないことに気づけ選択肢が広がりますよ。

 最後に…Ayurvedaの観点に基づく避妊方法は、現代では主流ではない方法ですが、5000年の歴史のAyurvedaでは確かにそうだな…と、コンドームもピルも無かった時代に避妊が出来ていたことを考えれば納得でした。

 長くなりましたが、性に関する事柄は私が力を入れている分野ですので、また記事を書きたいなと思います。

女性性を楽しめる、健康で幸せに過ごせる女性が増えますように。