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【プロが指摘】「不登校激増」記事を読んで思った事と解説。
◇はじめに
こんにちは!心理師のはねちひろです。
今回はコロナ禍において不登校が激増した。という記事を読んで、不登校支援のプロとして思ったことと、解説をして参ります。
↓参照のニュースはこちら↓
◇不登校の増加の背景はコロナ?
上記の記事の中で
不登校の小中学生も21年度に24万4940人と過去最多を更新。前年度からの増え幅も24・9%と過去最大で、文科省は背景には長引くコロナ禍による子どもの心身の不調やストレスがあると説明する。
不登校の増加の幅が過去最多を記録した。という記載があり、実際のデータとしても記録がなされている中で、文科省の見解としては。コロナ禍によるものが大きいという事が書かれていました。
これを読むと、コロナによって子どもの心の不調に拍車がかかった。という事が読み取れますが、実際の不登校支援の現場からしても、それは間違いなく考えられますし、事実でもあるでしょう。
しかし、私は子どもの心の状況だけではなく、他にも要因があると現場での経験から考えております。
◇社会全体のストレスも大きく影響
今回は不登校の記事ということもあり、子どもの心理状況にスポットを当てて書かれていますが、現場からの感覚からすると、社会全体のストレスも大きく影響しているという事ができます。
その根拠として、社会全体の自殺者の増加も見られています。
子どもたちの生活は様々ですが、確実に保護者との接点があり、学校に行けば先生と関わることとは間違いありません。
これらの、子どもと関わる大人もストレスが非常に大きいことにより、子どものストレスケアや、SOSのサインに気づきにくくなっていると考えられます。もっと簡単に言えば、社会全体に余裕がなくなっているという事です。
子どもの心身のケアやSOSに気づくためには特別なことは必要なく、日常会話をはじめとした日々のコミュニケーションで十分な場合が多いのですが、そのちょっとしたことにも余裕が持てなくなっている大人が増えている事も要因となっていると考えられます。
これは、親御さんが意識して子どもとのコミュニケーションをとったことで、不登校解決の大きな足掛かりになった事例がとても多く存在します。
ですので、子どもの心身のケアを行うためにも、まずは親御さんや先生自身といった大人のセルフケアが非常に重要となります。
その上で、子どもとのコミュニケーションに意識を持っていただけると良いでしょう。
社会の安定がもたらされるといいのですが、待っていても埒が明かないので、皆さんも忙しく、大変な世の中ではありますが、自らケアできるように心がけて行くことが改善への近道ですので、自分の機嫌は自分で整えて参りましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また!
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