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子宮全摘手術するのを迷っていた頃に勇気を貰った本

履歴を見たら6月に買っていて、手術を決めたのは9月終わりだったのでその前に買って読んでいたようで、6月といったら尋常じゃない痛みが続いて通っていた子宮腺筋症外来で飲み薬の対処療法をやめてミレーナというもの(ミレーナは子宮内に挿入するプラスチック製でT字型をした子宮内避妊具。子宮内に挿入するタイプの避妊具の中でも、ミレーナには黄体ホルモンが付加されており、IUS(Intra Uterine System)と呼ばれている)を子宮に挿入し始めて辛かった時期。
これを入れても駄目だったら手術するしかない(部分摘出も出来なくはないけれど再発するのでこの場合は手術といったら子宮を丸っと全部取る手術)ということだったのでミレーナが手術回避の最後の砦だったので当時の私は必死だった。

面倒だったり当時自殺したいほど辛い痛みの日々だったので書くのは省きまくるが、手術して本当に良かった。
自殺したいほど痛いってこりゃやばいなと自分で流石にもう諦めよう、痛みで死ぬとかアホすぎる!と手術を決めた。
(数年我慢した時間はなんだったのだろうと、自分自身に負けたんだと思って手術を決意した日はめっちゃ泣いた。)

今は大好きなミュージシャンのライブは体調を一切気にせずに行ける、当然遠征ライブも行ける、旅行にも行ける。何よりも一人で出掛けられる。常に痛みの心配をしなくていい。子育ても家事も沢山出来るようになった。

今までどれだけのことを病気で犠牲にしてきたのだろうな、こんなに我慢しなくても良かったな~と。

手術する前は慎重に子宮を取った人の体験談もそれなりに読んだ。
慎重にならないといけなかった。取った臓器は元に戻せないので必死だった。
でも私は取ってよかった。でもそれもたまたま病気になっても妊娠出産できたからだと思う。
同じ病気、似たような病気になっているかたに言えることは
なんだろうね~と考えてみるけれど

「悔いないよう我慢しすぎず生きて!」


という感じだな…。

私は自分の育った家庭環境が最悪で(父親が家庭向きでなく子育ては私が赤ちゃんの頃から放置、精神不安定でギャンブルに走り出し借金をしたり働かなくなったり引きこもりになったり、夫婦で話し合いしようとすると、話し合いにならずに暴力を振るいだし包丁を持ち出してきたり、とここまで書いてよくこんな家庭環境で今の自分が存在しているのか謎)、
家庭というものには絶望していたし、男性という生き物が大嫌いで口もききたくない、そもそも人間という生き物自体を信じられない。そんな自分が結婚をする気もなければ当然子供も産む気がなく、というかこんな人生は途中で終わりにしてやる死んでやるという感じで生きていた。

なので病気になってから真剣に妊娠出産を考えたので
参考になるようなことが書けない…。

でも不思議なことに今、自分には子供がいて、自分が作った新たな「家庭」があることによって、私は今までの悲しかった真っ暗な人生をようやく過去に出来るようになったな~と最近やっと思えるようになりました。

ということで病気が何をもたらすかはマジでわからんものだな。

でも、病気になって仮に妊娠出産出来なかったらまたそれは別の人生の楽しみとかを見つけて過ごしていたと思う。
なので妊娠出産でめちゃめちゃ苦しいのなら諦めちゃってもいいと思います。
諦めたら諦めた分べつの大切なものがきっと手に入ります。

病気になったら色んな辛さも喜びも綯い交ぜになってぐわんぐわんやってきた数年だった。長かった。辛かった。悲しかった。嬉しかったりもしたのだろうけれど辛いとか悲しいとかのほうが覚えているものだな。
痛みのほうが深く刻み込まれていくのでしょうね…とそれっぽいことを書く。知らんけど。

全く人生っていうのはなんて大変なのだろう。
人間なんていうとんでもない生き物として生まれてしまったよ
望んでないのに何なのよ本当に。
でも今はそんなに「死んでやる!」という負の感情で生き続けられる元気はない。
死に向かって生きるのも結局、マイナスの方向で元気じゃないと出来ない気がしている。
今の自分は生きていたら小さな幸せみたいなものが意外とそこらへんにゴロンゴロン落ちていたりするのも知っていて、私はまだそういうものを拾っておもしろいことを見つけてみたいので生きていく。

結局何を伝えたいのかわからない記事になってしまった。
ああ、上の本がめちゃめちゃ良かったという話です。

私はこんなことをしておるので気になったら飛べ!↓


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