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「人生って正面突破しかない」-片手片足女子10年、きっと伝えたいこと。

去る11月、某大学のゼミで、学生の皆さんにお話しする機会を頂きました。

片手片足女子10年。

自分の右半身麻痺、重度身体障害者10年の経歴や原因となった病気のこと、片手片足女子生活、現在の活動や参加させていただいているプロジェクトなどを説明する中、1時間以上あったはずなのに時間足りなくなるという始末(すごく楽しかったけど、時間配分で反省)。

意外に大変な片手生活と車いすの体験をしてもらう。

でも、コンビニのおにぎりとか手巻き寿司、袋に入った菓子パンやスイーツなど、一緒に「片手で開ける」を実際に体験して頂いたり(実はコンビニものって意外と大変なんです。いちばん難易度高いのは多分手巻き寿司)、左手一本で爪切りを使って両手左右の爪を切るところを見て頂いたり、COGY(という足こぎ車いすに乗ってます)でエレベーターや多目的トイレを利用してもらったり、学生さんたちに「聞く」だけでなく「経験する」ことをたくさんリクエストさせて頂きましたが、皆さん嫌がらずに体験してくださって、とても有難かった。

これが足こぎ車いすCOGYです。


ダイバーシティなんて言ったって、そもそもひとりひとりがそれぞれだし多様だし。

いくら人口の10人に1人が障害がある人ですよ、なんて言ったって、世間の人たちがみんな障害者に出会ってるわけじゃないし、興味があるわけでもないと思うし、相互理解なんて言葉は聞いても、結局他人は他人だし。
でもちゃんとこの機会を受け止めようとしてくださった学生さんたちに本当に感謝です。

昭和のオバちゃん、フレッシュで感性豊かな令和の大学生に感動。

後日、学生の皆さんの感想や質問など、まとめたものを頂きましたが、本当に素直に、また感性豊かに、それぞれの様々な気持ちを投げかけてくださって、わたし自身がとても感動したし、考えさせられたし、質問によってさらに自分に向き合うこともできたし、本当にすごくキラキラした、瑞々しい経験になりました。

忙しさもあってお一人お一人にお返事を書き上げるのになかなか時間が掛かったのですが、やっと年末に入ってすべての方にお返事を差し上げることができ、伝わるようにと思って書いたものが伝わるといいなあ~、長くなったりくどくなっちゃったかもしれないけど昭和のおばちゃんだからごめんね、と、祈るように思っています。

障害者であることなど、本当は別にどうだっていいのです。

わたしは障害はあるけどただのひとりの人間だし。それ以上でも以下でもない。急に障害を持って生きることになったけど、生き抜く覚悟とやり方を覚えればなんとでもなる。

長い人生だからね、誰の身にもいろんな危機が降りかかってくる。
わたしの例もそのひとつ。

でも、何より死ななくてよかったとだけ思ってる。死んだらこんな風に思うことはなかったし、こんなことを伝える機会もなかったんだから。

どんなことがあったって、生きていることがなによりいちばん大事。

障害者であることなど、本当に別にどうだっていいのです。
障害はただのひとつのアイデンティティであり、それがその人のすべてではないのですから。

それよりも。どんな状況だったとしても。

その人がその人として「在る」ことに、喜びをもって生きていけること。
プライドを持って自分自身を愛していけること。
明日という日に希望を持てること。
それが大事。

そのためにも、いまを生き抜くことがなによりいちばん大事。

いろんな人がいて、いろんな人生、生き方があって、社会はまだすべての人に生きやすくはないけど、でもそれって変えていけるし、自分も適合していくし。
絶望から光を見つける日も来るし。
生きてさえいれば。

人生って結局正面突破しかない。

大学生の方にも、ホロスコープを使って視ていく方にも、結局出会う方皆さんに根幹で伝わるといいなあ、と思っているのは、そういうことかもしれません。

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