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クマにあいさつをすること

最近、ニュースで「クマに襲われた」という記事を見かけるようになった。そこで僕なりのクマにばったりと出会ってしまったときの対策のひとつを書いておきたい。

※登山のときは多くの場合、クマもただ歩いていることが多いのでその状態を想定している。

a まずは友だちの肩をつかまえる
友達はクマに対する情報を持っていない可能性が高い。本能のままに逃げる可能性があるので、まずは友だちの肩を捕まえて離さない。

逃げたら、追うのが動物の習性だ。クマを刺激しないようにまずは友達や仲間のコントロールに入る。自分自身から落ち着くのが大切だ。

札幌市は200万の都市で、そこにクマもいる


b 走らない
走らないこと。そこに立っていること。分かっていても、クマを見たら走りたくなるものだ。ぐっとこらえて、立っていること。これが基本だ。

もし可能ならば、動物園で実際のクマを見ておいたらいい。本州ならツキノワグマ。北海道ならヒグマ。

実際に見ると、写真やtvとは解像度がちがう。生で見ることによってよりリアルにクマを知ることができる。

動物園とはいえ、静かにリアルに見ておくと準備になる。少し慣れることができる。予防注射の感覚に近い。経験を増やすのはプライスレスに大切だ。

c 「こんにちは」と言う
「こんにちは」と声をかけてみる。自分も落ち着き、クマとコミュニケーションをはかれる。挨拶に大きな意味はない。自分が落ち着くから良いのだ。

あと、クマの対処について教えるときに「こんにちは」と言ってもらう方法はわかりやすい。簡単に説明できる。

つかみというか小さな冗談にも聞こえるし、小さな笑いもとれるかもしれない。特に外国人には喜ばれる。僕もときどきオーストラリア人に説明するときに使っていた。きっと彼らもジャパニーズジョークを覚えてくれていると思うよ。

「Konnichiwa」は世界の人に知られている日本語のひとつだ。

以上

まとめると、クマに出会ったら「こんにちは」と声をかけることだ。走って逃げないこと。クマも人間が恐いのだ。

お互い恐がっているのだから、その緊張に刺激を与えないこと。「こんにちは」のあとに走ることはないでしょう。落ち着いていたらクマも去って行くことが多い。

これはあくまで平常時のことなので、クマについて詳しく知りたい人は本を読もう。自然ガイドツアーに参加してみよう。クマの食べ物は9割がた植物だったりする。アリ食べたりもしてる。興味深いよ。

さて、今日は快晴。ストレッチして体操して仕事して美味しいコーヒーを飲もう。

読んでくれてありがとう。ではまた

最近、とても小さい木彫りのクマがお土産として人気

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追記(4/22)チリーンと鳴らしている「クマ鈴」はほぼ意味がない。持ってる人多いから言いにくいんだけど、おみやげほどの効果しかないと思っている。

クマのいる地域の自然ガイドやビジターセンターにいるスタッフに数名聞いてみて。同じこと言うと思うよ。クマの密度の高い知床自然センターのスタッフや、猟友会、山岳会とかで鈴つけている人は0だ。おみやげは販売している(経済だね)

追記(4/22)ベアスプレーは持っていたほうが良い。練習は大切で、練習無しなら持たないほうが良い。

追記(4/22)クマに出会った記事だが、最も大切なのはクマに会わないこと。会わない方法は長くなるので書かないが、またの機会に記事にするかもしれない。

追記(4/22)top写真の本は定価が4,400円もする。コアな本なので、一般には購入のおすすめできない。僕は著者に興味があったので購入。

追記(4/22)僕は山でクマを10回以上見たことある。10回以上の回数は覚えていない。10mくらいのときもあって、「こんにちは」で乗り切った。写真とかないけど信じるかどうかは、貴方しだい笑

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