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にんじんを蒸し煮すると無限においしい

にんじんラペのサラダがおいしいのは、チーズおろしで切ったギザギザの表面に塩や酢や油が入りこむから。フランスで大学の寮の食堂には必ずあった。飽きずに毎日たくさん食べました。ラペの形でもう一つ、無限に食べられて保存もできるのがこちらの「油を使う蒸し煮」です。

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チーズおろしやしりしり器でにんじんを切り、フライパンに入れます。

そこに昆布を1センチ×10センチ細く切って入れます。にんじん一本ならオリーブオイルをティースプーンに2杯入れて

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水を100ml入れます。

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蓋をして強火にかけます。沸騰して4分くらいで水がなくなれば出来上がり。蒸してから軽く焼く感じです。

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塩は昆布のかすかな塩分だけ。にんじんは柔らかく甘さが際立ちます。油を使うことで沸点が上がり、ラぺ(しりしり)を使うことで広い面積に熱が入りやすくなり、昆布のにんじんの味への底上げ効果が発揮されます。小さなことの積み重ねで結果、ひとりで1本食べられるおいしさになります。

昆布はこの場合は羅臼のおつまみ昆布がおススメです。小さく切ってあると短い調理時間でも柔らかくなり、羅臼はうまみのグルタミン酸量が多いからです。

「そんなの買ったことないし、知らないしヤダ」、と思う場合は、出汁がら昆布を使いましょう。昆布は出汁がらになっても、素材の味を引き上げるチカラは失いません。

この記事の最初の料理です。すぐ食べるので、蒸し煮するときにソーセージを入れています。出汁昆布の種類はなんでもいいです。種類によって食感が変わります。うんと細く切りたいときは下の記事の、極細切り昆布の切り方を見てください。


私の今日のスープ弁当です。
小さなじゃがいもとちょっと残っていたサラダチキンとベーコン一枚のスープの中に、2種類の蒸し煮を入れました。にんじんと小松菜。「朝10分でできるスープ弁当」に会って初めてスープジャーを使いました。


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この野菜の蒸し煮のいいところは、そのままでも使えるし、組み合わせても使えること。冷凍できることです。そして、食品ロスが減ります。

蒸して材料に火が通ったら仕上げに油でちょっと焼く、という蒸し煮。
イタリア料理のストゥファート。教えてくれたマンマの方法です。これからいろんな使い方をご紹介していきますね。

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