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雲丹丼みたいな雲丹パスタのこと。

夏の北海道の海の味といえば!

うに!!

札幌の東、積丹半島まで雲丹を食べに足を延ばすのが

6月、7月の楽しみです。

でも、去年も今年も、行けません。涙。

すっかりあきらめていたわたしに、海の神様が微笑みました~👏拍手~。

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ここは札幌のイタリア料理店セミーナです。

久しぶりの外食ランチです。

2つのランチコースで迷っていたら、数量限定の積丹うにのカッペリーニと前菜。ドルチェとコーヒーで3000円のコースもあるとのこと。

うーん。。積丹にうに丼を食べに行くと思えばOKじゃーん。
今年も行けないしねー。

食べよう!!季節だもの!!!

とはいえ、この時、わたしはまだ、セミーナの本気を知りませんでした。

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前菜は、余市の北島さんの豚のセミーナ自家製ハム。

ふりかけられているのはパルミジャーノではなく、山わさびです。ルーコラの辛さと調和しています。

そして、黄色いのはりんごの自家製モスタルダ!!ほんのり辛子の風味がするやさしい甘さの煮りんごです。

うっまー!!!!!

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『僕、フリウリにいたんですけど、小さな町の日曜日には誰もいなくて。そんなときに、こういうハムと白ワイン、たまらなかったんすよね。自分でも作りたくて、この店を始めてからお出ししてるんです。

フリウリの地で、シェフが「うっまー」と、ワイン飲みながら食べてる姿が目に浮かんで、ワインは脳内妄想でガス水を。

そして、やってきた雲丹のカッペリーニ

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えっと。。。

これ1人分ですか???

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乗っているうにの量がうに丼サイズ。

カッペリーニの量もどんぶり飯のよう。そこに雲丹ソースが絡んでいます。

ここ、イタリアかな???🧐

こってり味かと思いきや、発酵レモンや自家製コラトゥーラ、木の芽をさりげなーく使ってうにと同化させて、これはもう、飲み物かといえる軽やかさ、複雑で飽きない味。

季節の雲丹だから、がっつり食べてほしいと、どこまでもさわやかに話すシェフ。

「積丹の雲丹、うまいっすよね!このあと、佐藤さんのうにをがっつり買うんで。続けますよ!」

漁師は例年通り漁を続けていて。去年は、「来年こそは!」と信じたのに、今年もコロナ禍は続き、雲丹も行先を失っていて。

だから、がっつり買って、がっつり提供する。

『厳しいっす。でもその中で、人のつながりに助けられてます。ほんとに実感しましたよ』

セミーナの本気は、田中シェフが育んできた人とのつながりから生まれている。とびきりのハムの一皿も。雲丹丼的カッペリーニも。

シーズン中に、また行こう。

*ランチの雲丹のカッペリーニのコースは数量限定です。
夜にも雲丹のカッペリーニはあって、もう少し雲丹が乗っていて(どんなよ?)単品で3000円。
6月20日までは、ランチは水曜から日曜、12時オープン14時ラストオーダー
土日はディナーと同じメニューになります。
ディナーは17時から20時閉店。予約が入っていない日は休業することがあるので、いらっしゃる前に電話連絡してください。


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