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~メタボリックシンドロームについて知ろう~


メタボリックシンドローム(メタボ)とは?

内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中など血管の病気になりやすい健康状態です。

メタボリックシンドロームの診断基準

腹囲+①~③のうち2項目以上が当てはまるとメタボリックシンドロームと 診断される

メタボリックシンドロームになってしまうと

適切な加療がされないままでいると、脂質異常症、高血圧、糖尿病の発症・悪化につながります。それにより血管が固くなり、動脈硬化性疾患の発症リスクも上がります
動脈硬化性疾患である心臓病や脳卒中は生命の危険を伴う場合もありますので注意が必要です。
また、非アルコール性脂肪肝、高尿酸血症、腎臓病、睡眠時無呼吸症候群といった病気にもつながります。

メタボリックシンドロームの予防

予防には、適切な運動や食事療法が大切です。
5~10%の体重減少でも、メタボリックシンドロームに伴う状態(高血圧・脂質異常・高血糖)が改善されたりしますので、ダイエットは有効です。

特定検診(メタボ検診)、特定保健指導を受けよう

特定健診とは
通称メタボ検診とも言われ、糖尿病や脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病の予防や発症予防、また動脈硬化の予防のために対象者(40歳~74歳)の方に対して健診を行います。
特定保健指導とは
メタボリックシンドロームにあてはまる方や予備軍の方に対して、専門スタッフ(医師、保健師や管理栄養士など)が生活習慣改善の促しや見直しのサポートをします。
適切な情報提供の実施や、栄養指導や運動療法などを行うことで、生活習慣病や血管系の病気の発症を減らすことを目指します。

さいごに

日本人の死因の第2位は心臓病、第4位は脳卒中です。この2つの病気は、いずれも動脈硬化が原因となって引き起こされることが多いです。早期にメタボリックシンドロームの改善、予防に取り組むことで、これらのリスクを軽減することにもつながります。
健康に過ごすためにも、この機会に改めてご自身の生活習慣を見直していきましょう!

<参考>
・e-ヘルスネット(厚生労働省)メタボリックシンドローム(メタボ)とは?
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-01-001.html
・糖尿病情報センター メタボってなに?
https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/010/02.html#02
・厚生労働省 特定検診・特定保健指導について

(文:M.M)

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