アイデアが思い付かない場合の緊急的な対処方法

一体いつ役立つ話になるのか。

今回は、何がしかアイデアを生み出すことを必要とする作り手が、スランプに陥ったときの対処方法をここに記載しておこうと思います。
しかし、これはただのスランプ脱出方法ではなく、無理やり生み出そうとして物理的に発作まで起きた場合の緊急的な対処方法になる話です。

本来は、長編を執筆する上での壮絶な産みの苦しみに対する後編記事を公開予定でしたが、予定を変更して記事にしたのは、軽くパニック障害が起きたからでシェア記事と言いますか、物理的に発作が起きてアレコレ緊急対処した、まとめ記事を先にしておこうと思いました。

これは一例ですが。本当にヤバくなったら専門医に診てもらってくださいね。

まず何かクリエイティブな発想を思いつこうとして、発作が起きた条件は次の通りです。

条件① 焦りを感じている
締め切りがある場合と、締め切りがなくても心理的に焦りを感じてる場合で、
体の内側からソワソワくる感じがあったり、落ち着かない状態。

条件② ストレスを感じている
音楽を聞いたり、映画を観ているとき、最後まで聞けなかったり、途中で止めてしまうことがよくあったり、体が重くて常に倦怠感を感じている状態。

条件③ 未来に不安を感じている
未来は予測できないのに、数年先の自分自身のイメージにおいて、かなり具体的に悲観的な未来を想像してしまっている状態。

条件④ 明らかなモチベーション低下を感じてる
生産性がまったくないと自分自身に感じていて、苛々したり、にじり汗のような発汗作用が出ていて、気分はもう鬱な感じを受けている状態の人。

条件⑤ 最後に物理的に息苦しさを感じてる
文字通り心臓がぎゅっと押しつぶしてくるような感触を感じていて、うまく呼吸がしづらい状態にある人。軽く目眩も起きている。

5つの条件がすべて症状にあって、あともう一歩「もうどうでも良い」「どうせ無理だ」「いっそ楽になりたい」と、ふら〜っとそんな考えにまで至るとき、完全に自分自身は完璧でありたいという思考と、人は完璧じゃないし自分も完璧じゃないという思考がぶつかりあって、ネガティヴなマインドから抜け出すのが非常に難しい状態と言えます。

そこから抜け出すには、２つの条件が自分には必要でした。

セルフコンパッションと、
現実を知ること。

セルフコンパッションは、過去の記事でも話しましたが、あるがままを受け入れる受容のことです。今の自分を受け入れて、前に進む。
しかし、発作まで起きている状態の時は、単に受容する思考だけでは「完璧じゃなきゃダメという思考」をコントロール仕切れないので、ネガティヴな思考に落ちている脳を客観的な判断能力に戻す必要があります。

完璧を求めている理由は何なのか？

書き出して情報を整理させる質問があります。

Q1: 求められている完璧とは何か？
Q2: どうしてそれが完璧でならなければいけないのか？
Q3: ではその完璧な物が作れたとしても、今後それ以外で完璧を求められることはなくなるのだろうか？
Q4: あなた以外の人は常に完璧な対応をしているのだろうか？
Q5: 求められている完璧な基準とは何だろうか？
Q6: あなたが求められている完璧なものを作れたとして、受け取った相手は完璧だとジャッジできる「完璧な思考」があるのだろうか？
Q7: 他の人間のアイデアが完璧だと言える根拠はどういった理由があるのだろうか？
Q8: 他者のアイデアが完璧であると評価した人は、どういった理由で完璧だと感じたのか、その考えられる理由は何だろうか？
Q9: では、自分に足りてないと感じる完璧は、それを目指すことは自分を成長させるためになるのだろうか？

発作まで起きていない場合での、ただのスランプであれば、以下のような対処をすることで、リラックスした状態に戻りアイデアは湧きやすくなるかもしれません。

① アイデア思考から離れて一日サボる。
② 風呂や温泉などにゆっくり浸かる。
③ 気分転換に普段やらないことをする。
④ 敢えて人助け(ボランティア)をしてみる。
⑤ 瞑想と運動に集中して頭をクリアにする。

何もアイデアが思い付かなくて、息苦しさを伴うようなパニックを起こしている危険な状況のときは、脳が興奮状態であったりするので、現実を見て冷静になれるか、一旦思考停止させるかの選択を迫られる事になると思います。

9つの質問は、現実を見ることで混乱の起きている思考を整理させるのに役立ちますが、逆に現実を見て更にネガティヴになる鬱状態が深くなる場合には、抗うつ剤が必要になります。

人によりけりで対処方法が異なるのが難しいところですね。意外と人に話すことで混乱した情報を整理させることも有効ですが、日本ではセラピーを受けるという習慣がないため、大概は友人・知人に話す機会が多いかもしれません。

メンタルの状態は、できるだけフラットな状態で、生み出していきたいところです。

サンプル1的な記事で恐縮ですが…誰かのご参考になりましたら幸いです。

宝城亘.