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楽しい!ことを見つけるスペシャリスト。


保育関連の記事の場合には、個人の特定につながらないよう配慮して書かせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。


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2歳児クラスの子どもたち。

折り紙で紙ひこうきをつくり、大きな公園の広場で飛ばしてみることにしました。

いつもは室内のホールで紙ひこうきを飛ばしていたので、子どもたちは大喜び!

思い思いに好きな折り紙を選び、先生と一緒に真剣な表情で紙ひこうきをつくります。


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広場はちょうど誰もいなかったので、少しの間ちょっと広めに使わせていただき、

せぇーの!!のかけ声とともにみんなで一緒に飛ばしてみます。

スーッと飛ぶ紙ひこうきもあれば、ストンとすぐに落ちてしまうものも。


子どもたちは夢中になって何度もチャレンジします。

だんだんと熱が入り、紙ひこうきを持つ手にも力が入ります。


熱い想いと共に握られた紙ひこうきは、すこーしずつ変形し始めます。





最後は、カラフルな折り紙玉の雪がっせんごっこになりました。

でも、良いんです。

子どもたちが自分たちで見つけた「楽しいこと」。そして何より、楽しい!と思うことが一番大切だと思うから。




日々の保育内容は、基本的に事前に内容をしっかりと設定し、それに合わせて準備をします。
さまざまなパターンを想定して準備をしますので、基本はそのパターンの中で活動が進んでいきます。

でも、こちらの想定したものをあっさりと超えていくのが子ども。
「楽しい!」を見つける天才たち。


楽しい!を見つけた子どもたちとのやり取りは、とても楽しくて面白い。
これが、保育の楽しさ・魅力の一つなのかもしれません。


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さぁ、保育園に帰る時間です。
折り紙はその後どうなったと思いますか。


雪がっせんごっこの折り紙玉のままの子。
葉っぱやお花を包んでお土産カバンにしている子。
木の枝にクルクルと巻いてカラフルな棒にしている子も。

もちろん、そのまま紙ひこうきをキープしている子もいます。
(広場に折り紙を残していくようなことがないよう、最後に広場全体を点検しています。)



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子どもたちは、どのようなことでも、どのような場面でも楽しい!を見つけることができます。

楽しい!を見つけるのがとっても上手。

だから、あそびがどんどん変化していきます。



子どもは、楽しい!を見つける天才。
そして、あそびの天才です。

最後までお読みくださいましてありがとうございます。 あたたかいお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。