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繊細なこどもの卒園式

どうも!保育士園長まゆあです。

またまた先日の卒園式の話です。

今回はちょっと繊細な面を持つ男の子の話です。


卒園式の話はこちらから↓


行事になると参加を渋っていた男の子


小さい頃は特に変わった様子が見られなかったのですが、3歳児クラスになったころから人前にでるのを極端に嫌がるようになった男の子。

特に行事の時が顕著で、運動会や発表会など保護者もいて沢山の方がいるような場所にでるとなると逃げたりするようになっていました。

私達としてはできる範囲で参加してくれればいいというイメージでいたので、無理に強要することもありませんし、都度こどもにできそうなところを確認しながら進めてきました。

本人曰く「見られるのがいや」という事でしたが、ちょっと繊細な面があるのでそう言ったところが影響しているのかなということで保護者とも連携して対応。

普段の生活に関しては気分屋な所があるものの、問題となるところはないだけに、部分的な配慮(彼の場合は行事など大勢の目があるような状況での配慮)をしてきました。


今回の卒園式はいかに…!


そんな感じでずっと過ごしてきたので、最後の卒園式はどうなるかと思っていました。

リハーサルでは特に困った様子を見せず、みんなと一緒に参加。

この調子で行けば式本番も…と担任と話をし、あとは信じて見守ることに。

保護者も特にこどもに頑張れとか言わずに平常運転で。


そして結果は…


リハーサル通り式に参加でき、証書授与も歌も感謝の手紙もちゃんと声を出して参加することができました!


信じて見守っていた結果かな?


どうしても見守る大人側は

・みんなと一緒にやって欲しい
・ちゃんと人前でできるかしら?

こんなことを考えてしまいます。

これはあくまで大人の気持ち。こどもには関係ないことです。

そんな中今年の年長児クラスは、

色々な気持ちがあって色々な人がいる、自分も大事にするし周りもお友だちも大事にする

このことをすごく大切にしてきました。

だから周りの友だちも、この子がやりたくない、と言ったら無理に誘うこともしないし(いい意味でね)、一緒に遊ぶ時は楽しく遊べるし、お互いのことをよく理解していました。

担任をはじめ、こどもたちに力はあると思っていたので、ずっと信じて見守り、時には援助や配慮をしてきた結果が最後にでたのかな?と思っています。

保護者の方も涙を流していましたし、見ていた職員たちも泣いていました。

無理に参加させようとするとこどもの気持ちを傷つけてしまいます。
まさしく不適切な保育になってしまいますし、こどもを置き去りにしてしまうことになります。

信じて見守ることの大切さに改めて気付かされた例となりました✨


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