保育士園長まゆあ
保育園の園長先生向けに私のこれまでの経験をまとめたnoteです。これまで認可、認可外、企業主導型保育事業所など園長として沢山の経験をしてきました。良い保育園、働きやすい保育園作りをする為のヒントが詰まっています。園長先生になりたての方、これから目指す方、就任して悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
どうも!保育士園長のまゆあです。 先日何気なく呟いたツイートが思いもよらぬ反響があった(と私は思っている)ので、ちょっと深掘りしていきたいと思います。 先日呟いたツイートがこちら 保育者が欲しいのは「余裕」なんだよね。 実はこのツイートは寝かしつけする時にふと考え込んで、形にしておこうと何気なく呟いたのですが、直後からいいねをいただいて、寝かしつけしている耳元で通知音が鳴って気になってしまっていました(笑) ただ、共感してくださる方がいるということは、そう考える方が
どうも!保育士園長まゆあです。 今回は積み上げたものを壊す勇気 というお話です。 音声(stand.fm)でもお話していますので、そちらもぜひお聴きください。 積み上げたものを壊すって、いったい何を壊すの?と思われた方は多いと思います。 結論から言ってしまうと業界にはびこる悪しき習慣なのですが、一般的には悪いものとされている事が保育業界では良しとされている、または、しょうがないよねとなっている部分が多くあるのです。 今回はそんな習慣を2つ、例として紹介します。 ぶっ
どうも!保育士園長まゆあです。 久々のnote更新です。 いつもご覧いただいているみなさま、ありがとうございます。 今回は先日更新したブログの記事「楽しむことがカギ!手遊びがこどもに与える3つの良い影響とは」(https://sbs-step-by-step.com/hand-play/)のちょっとした裏話を書いていきます。 (良かったら初めにブログを見ていただけると嬉しいです。) ブログにも少し書いていますが、新人の頃に手遊びを先輩に披露する機会がありました。 その
どうも!保育士園長のまゆあです。 今回は「ノンコンタクトタイム」についてです。 ブログの方では、広く知ってもらう意味合いでノンコンタクトタイムについて書いています。 このnoteでは実際に私がどういう方法で導入したかや、私が導入までに至った経緯などをまとめていきたいと思います。 主に園長先生や役職者向けの内容になっていますが、見ていただければどなたでも理解できる内容だと思います。 ノンコンタクトタイムがどういった物なのかはブログを見ていただくとして(https://s
どうも!保育士園長のまゆあです。 ブログの方でクレーム対応事例を紹介しました。 「保護者から怒鳴られた時に園でとった対応方法 【保育園クレーム対応事例】」 https://sbs-step-by-step.com/parents-complaint/ この記事の内容は私が10年以上前に私が実際に受けたものです。 ここでは記事に書いてあるクレームを受けた時の裏話をお話ししていきたいと思います。 クレーム自体はどこでも起こりうるものですが、背景がちょっと特殊というか、こ
世間は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、今までにない状況に置かれています。 とりわけ保育園も例外ではなく、子ども達と密接にかかわる場であるながらも、医療従事者をはじめとした保育が必要な方の為に開所しています。 (一部自治体を除く) 私が所属する園の自治体は規模を縮小した保育を行っており、原則開園の方向です。 ただ、ありがたい事にほとんどの保護者から自粛の協力を得られ、登園する子どもも週に1回程度となったことから、子ども達がいない日は休園扱いにしています。 私は事
園長として理想の保育を掲げたり 法人の方針を守る様に運営したり 保育に対する考え方は園長先生によって様々です。 ですが、保育は園長先生が行うものではありません。 実際には保育士が業務を担うわけです。 年案や月案などの書類の立案。 日常の保育。 運動会や発表会などの行事。 自身が保育士時代だった頃を思い出してみてください。 悩みませんでしたか? アドバイス欲しくなかったですか? 私はめちゃくちゃ悩みました。 園長先生になったからと言って、独りよがりな方針を打ち出して
園長先生になるとやらねばならぬ事が増え、保育から離れることも自然と多くなります。 保育を離れる様になった時に意識したいのが「会話をすること」です。 事務仕事に集中すると、どうしても話すことが少なくなってしまいます。それは子ども、職員、保護者それぞれに対して同じ事が言えます。 だからと言って黙っているのはよくないです。 会話が無いままだと関係は悪くなる一方ですからね。 ですので、意識的に会話をしていきたい所。 会話することでコミュニケーションを良好にできるのであればやって
園長先生は保育園のトップとして運営に当たる事になります。 当然ながら様々なスキルが求められる事にもなります。 職員をまとめる「統率力」 職員を「指導する力」 保育園に関わるすべての人との「コミュニケーション能力」 具体的に物事を説明できる「伝える力」 常に慌てずにいられる「強い意志と心」 周りに配慮できる「気遣いできる力」 常に変化する状況に対する「判断する力」 などです。これ以外にも沢山挙げられるでしょう。 園長先生は様々なスキルを持っておくことが必要な訳ですが、その
園長先生になると今までとは違い、休みの日も気が抜けなくなります。 平日は朝の始業報告から夜の終業報告まで、つまり、園が開いている時間は何かあったら対応しなくてはなりません。 また、土曜日や日曜日なども同じで、何か園で起きたら指示を出したり、職員から体調不良の報告などがあればシフトの調整をしたり、代わりに出勤したりとプライベートな時間が削られる可能性だってあります。 また、夜中に相談されるケースだってあるでしょう。 そういった立場にあるのだから仕方ないと言えば仕方ないですが
ハラスメントに関しては近年急激に問題視されて来ている問題です。 その種類も年々増加しており、 ・パワハラ ・モラハラ ・マタハラ ・スメハラ など、○○ハラスメントと呼ばれるものが毎年のように話題になります。 そのなかで保育園に関わりが大きいのがパワハラとマタハラでしょうか。 めでたく妊娠した職員に向かって 「年度途中で辞めるなんてしないでよ。ちゃんと働いて。」と言ったり、 明らかに特定の職員だけ負担を強いる様なパワハラの例もあります。 あくまでも例ですが、これに
事務仕事の中にはお客様対応があります。 具体的には見学者の対応、役所関係の対応、電話対応の3つに分けることができます。 お客様対応をする際は、相手が不快な思いをしないように心掛けます。 では順番に紹介していきます。 見学者対応
事務仕事を行う際、やっておきたいことがあります。 それは「事務の効率化を図ること」です。 ここでは様々なシーン別に紹介していきましょう。 パソコン業務今は何でもパソコンで書類の作成をしたり、メールを利用する事が多くなりました。
さて、続いては保育園での安全問題について考えていきましょう。 園長先生になると園のことの最終的な責任を負うことになります(運営形態によって異なる) 保育園は安全な場所でなければ保護者も安心できません。 事故や事件などが起きない様に細心の注意を払う必要があります。 安全対策を怠っている様では話になりませんし、気付かなかったではもっと話にならないのは明白です。 自分で管理する保育園の安全対策は職員に任せるのではなく、率先して行い管理していきましょう。 SHELLモデルで安
皆さんの園の有給消化率はどれほどですか? また、休憩は1時間しっかりとれていますか? 有給は全労働者に与えられた権利です。 雇う方が使いなさいといって自由に使わせるものではありません。 ですので、できるだけ取得できるような体制を整えておかなければならないのです。 休憩に関しても通常の9時間拘束の場合、1時間の休憩をとらなくてはならないように決まっています。 休憩なしのような状態を作ってはならないのです。 保育現場で多発する有給・休憩の未取得
次は労働環境についてです。 みなさんの保育園の労働環境はどうですか? 自身が働かれていて働きやすい!最高! と感じている方はそれを継続すると良いでしょう。 しかし、ほとんどの方は何かしらの不満を感じていると思います。 自身で保育園経営をしている方以外は与えられた環境でどうにかしていくしかないですからね。 経営者の方針によって職員配置や給料なども変わります。 この点は中々難しい所でもあります。 しかしながらそれ以外でもできることは沢山あるはずです。 離職原因にもな