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保育改革の軌跡

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保育では、子どもが主体となることが大切だと学び、園に就職しましたが、そこにあったのは、大人が主導の保育… それを変えた実体験をまとめました!
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記事一覧

保育改革の軌跡 #8保護者への伝え方

就職して7年目
園全体として保育改革に取り組んで4年目の年です。

この年は、昨年度の事例を通して、
保育者も保育が変わってきていることを
実感しているころでした。

そこで、製作帳という
毎月1回行う製作をやめました。

そして、保育の変化や重要性を文章で保護者に説明しました。

すると、

数人の保護者から質問が来て、
それに返事をするということがありました。

そこまでは良かったのですが、

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保育改革の軌跡 #7 大きな変化

保育改革の軌跡 #7 大きな変化

就職して6年目
園全体として保育改革に取り組んで3年目の年です。

この年は、保育の変化を1番実感できた年です。

教頭という役職をもらえたことが
大きな要因でした。

今までは役職がなく
保育改革を進めていても
職員をまとめるのに難しさがあっため、
役職を貰えるように
園長に頼み込み、
教頭という役職に就くことが出来ました。

役職に就いたから、
他の職員が
逆らえなくなったのか…

そうなった

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保育改革の軌跡 #6 2度目の担任

保育改革の軌跡 #6 2度目の担任

就職して5年目
園全体で改革を進めようと行動し始めてからは、2年目の頃です。

この年は、
もう一度担任を持ちました。

昨年は、園として保育改革を
進めて行こうと取り組み、写真を使った記録や、作品展が変わったことで、保育を変えていける兆しが見えていたころです。

ですが、やはり、自分でも実践を見せなくては保育が変わっていかないと感じ、保護者の方からの一言もあり、担任を持つことになりました。

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保育改革の軌跡 #5 園全体の改革へ

保育改革の軌跡 #5 園全体の改革へ

担任時の取り組みをご紹介しましたが、
それらの取り組みは、誰にも認めらえることはありませんでした。

保護者からも、保育者からも…

私が大切だと思ったいたことが、
他の人から理解されないというのは、
悲しいものです…

担任をもって、1番難しかったことは、
「既存の保育」と「理想の保育」の両方を
意識しないといけないことでした。

私が目指す子ども主体の保育にしたくても、
どうしても、やり方など

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保育改革の軌跡 #4  初担任時の取り組み

保育改革の軌跡 #4 初担任時の取り組み

私が初めて担任を持った時には、
色々と取り組みました。

簡単にご紹介すると
・壁面を子どもと飾る
・遊戯会の小物を子どもと作る
・ドキュメンテーション
・沢山水を使う砂場遊び

特にお知らせしたいのは、
ドキュメンテーションについてです。

ドキュメンテーションについては、
クラスだよりの裏面に作成していました。

なぜ裏面を使うのかというと、

クラスだよりに書くことが
大体決まっていたから…

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保育改革の軌跡 #3 初担任

保育改革の軌跡 #3 初担任

この年は、保育者が減り、
担任を持つことになりました。

3年目 年中担任 & 職員室事務

事務仕事は継続して行わなくては
なりませんでした。

そのため、製作の準備などは
同じ学年の先生が担当してくれました。

経験年数は私よりも長い先生で、
この先生に協力してもらえなかったら
乗り切れなかったと思います。

さて、初の担任
どんなことが待っていたのでしょうか…

自分で実践して 保育を変える

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保育改革の軌跡 ♯2  その保育は誰のため?

保育改革の軌跡 ♯2 その保育は誰のため?

1年目の状況

入職1~2年目は保育補助をしながら職員室の事務仕事を行っていました。

補助で入るクラスの状況を見て、私は驚きました。

学んできたことと違う…

当時の状況のまとめ
・使えるおもちゃは保育者が決める
・砂場で水が使えない
・毎月、何個も製作がある
・遊具は一方通行
・保育者の持ち帰り仕事は当たり前
・仕事は製作準備と打ち合わせ
・毎日、全園児で朝礼
・子どもに「やらない」選択肢は

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保育改革の軌跡 ♯1  自己紹介

保育改革の軌跡 ♯1 自己紹介

私は、4年制大学で「遊びは学び」と学び
遊びを大切にしようという思いを抱き
園の後継者として就職しました。

しかし、そこにあったのは、

保育者主導の保育

学んだこととのギャップを感じました…

「保育者はこのままで良いと思っているのか?」と
疑問を抱きます。

ですが、3年目に担任を持ってみると、
保育者は「変えたくても変えられないんだ」と気づきました。

当時は「製作や大人の考えに子どもを

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