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全体共有①(掲示)

会議や園内研修で、4〜5名の小グループに分かれて対話を行った後、どのような方法で全体共有をしているでしょうか。
小グループで話し合った内容は、そのグループのメンバーしか理解していないので、全体で共有する必要があります。
全体で共有することで、学びや気づきに深まりや広がりが生まれます。
また、意思決定をする際には全体で共有する機会をつくらないと、職員間で「そんなの聞いてない」「納得がいかない」といった不都合が生じます。

とはいえ、全体共有は時間がかかるのでやっかいです。
各グループが話し合いの成果物としての模造紙を掲げて、口頭で発表していくと5グループだけでも30〜40分以上かかります。
そこで、どうしても時間が取れない、という時には全体共有の方法を工夫しましょう。

今回は掲示による全体共有の方法を紹介します。
各グループの話し合いの成果物である模造紙を、会場の壁に養生テープなどで固定します。
そして、会議や研修が終わったら、会場を出る際に参加者が各々、掲示された模造紙を見てから会場を後にします。

その時間だけでは不十分であるということであれば、模造紙を職員の休憩室や会議室に貼り出しておきます。
日常的に職員の目に入る場所に掲示することで、その場で自然と情報共有や意見交換が生まれます。
模造紙の内容を見た人は付箋紙を使って、自分の意見や質問を貼り付けていっても良いでしょう。
その模造紙をまた次の会議や園内研修に持ち寄って、さらに深めていくこともできます。
(全体共有②に続く)

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