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人材育成で欠けているもの「試させる」

人材育成でよく欠けてしまうものが「試させる」です。

人は体験から多くを学びます。体験から学ぶには、「何が起こったのか」「なぜ起こったのか」など体験をふりかえり、「次にどうするか」を考えるという体験学習の循環過程を繰り返す必要があります。

体験から学ぶということは、失敗から学ぶということです。
人材育成において、失敗を恐れさせるような関わり(失敗を咎める、必要以上の責任を負わせるなど)をしてしまうと、新たな一歩を試そうとしなくなります。
すると、昨日のやり方を今日も繰り返すということが起こり、成長が止まってしまします。

なぜ同じやり方を繰り返すのでしょうか。それは同じやり方をすれば、同じ結果が得られるためです。
違うやり方をするということは、経験したことのない結果が起こるということです。予想できないことへの対処をすることは、失敗をする可能性が高くなります。

人の成長には安心して「試す」ことと、「失敗から学ぶ」ということを保障することが大切です。

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