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フィードバックを文化にすると、組織はもっとオープンでごきげんになる #コンカーアカデミー で感じたこと【後編】

「叱られるとすぐに泣いてしまう自分に嫌気がさす」とメソメソのあなたに。
「ちょっとしたコメントにもいちいち傷つかないでくれよ」とお手上げな上司に。

フィードバックに必要なのはする側のスキルだけではありません。
受ける側にも心構えや技術が要るのです!

#コンカーアカデミー  「フィードバック研修」での最大の収穫は「コーチャビリティ」の概念に出会い、心構えを知れたことでした。
後編にあたるこちらのnoteでは「コーチャビリティ」について深堀りしていきます。
前編よりいっそう内省的でごちゃごちゃしているので…あんまりお仕事には役立たないかもしれません。ごめんなさい
※「フィードバック」の概要は前編に書いております


ちょっと長い前置き~指摘にいちいち泣いていた記憶

些細な指摘に身体がすくみ、ミスを報告したら「なんで!?」と言われもう頭が真っ白になって固まっていました。
これが新卒時代の私です。
典型的な「指摘されるとすぐ泣く、扱いづらいOL」でした。

さらに遡って、時は小学校時代の教室。
他のクラスメートが先生にお説教されているのに、自分が起こられているようで泣くのを我慢している様です。
そこそこ親に甘やかされて育った私は典型的な「叱られるのが苦手な子」でした。

※イメージとしてはこんな感じ。説教されると「世界の終わり」かのように絶望していました。※



そんな風景が研修中によみがえってきました。
研修を聞いていると、その原因と課題が見えてきました。

私の学びは大きく2つ。

・フィードバックは共同作業―「コーチャビリティ=受け止めのスキル」をもつ
・自分のコーチャビリティの癖を知って対策する

さて、回り道をしましたが、「コーチャビリティ」について今一度整理してみますね。


「コーチャビリティ」とは

前編にも書きましたが「フィードバック」は共同作業です。
フィードバックする側だけがうまくても、受け止める側にもそれなりの心構えとちょっとのスキルが要されます。

そこで受け止める側に必要となってくるのが「コーチャビリティ」です。
コーチャビリティとは「コーチング」の「導く coach」と「能力 ability」が合体した言葉です。


「コーチャビリティ」とは……
他者からの助言に心を開き、時には苦言すら自己成長に転嫁できる力。
(セミナーより)

セミナーではさらに「素直さ」などと訳されていましたが、私は「オープンマインド」とも解釈しました。
一流企業の採用の場面でも

社長:「今度の応募者のコーチャビリティはどうだい?」
採用担当:「謙虚で向上心が高く、コーチャビリティは高そうだよ」

という会話が交わされるように、採用の指標にもなっています。

誰しも「ストレス≒受け入れ難さ」に直面する

誰もが自分へのフィードバックを謙虚にありがたく受け入れ、改善に向けて行動できるものでしょうか。
いいえ、どんな人でも苦言を言われたら、大なり小なり「ストレスを感じる」のは当然の反応なようです。

そこで終わるのではなく、受け止めの傾向を自分で知っておき成長の糧にすることが重要です。

【反応のパターン】
防御/直情(キレる)/他責/憂鬱/悲観

ある種の認知行動療法とも言えそうです。

さらには、「コーチャビリティとは全てを従順に(何も考えずに)受け入れる必要はない」と。
これは私にとって大きな発見でした。


新卒~今の自分に「コーチャビリティ」をフィードバックしてみる

そこで自分の傾向を振り返ってみました。(ちょっと甘ったれかも……)

・そもそも信頼関係ができてなかった→これまで入った会社は「上司は神様」な「ザ・体育会系」職場。そうでなくても上司が部下を人前で叱責したり無視したりが常態化しておりとても信頼関係が築かれていませんでした。
(これは自分でどう頑張っても好転しなかった…諦めも肝心だったのかも)

・「上司が絶対」だったので、全てを受け止めようとしてメンタル崩壊→「聞き流す」という選択肢を知っておくことも必要でした…中には事実無根な中傷や人格否定もあったので……

・必要以上な「憂鬱」と「悲観」反応→だったら「成長」に繋げられるような昇華、転換が必要でした。

・突かれたくないポイント(自分のプライド)がある→生業にしていることもあり特に「文章」に関してのフィードバックは冷静に受け止められない時期もありました。自分がコンプレックスをもっている「家事」についても「改善」なのに素直に聞き入られないです……家事ができるパートナーよ、毎回逆ギレしてごめん(笑)

う~~~ん、耳が痛いこともありすぐに改善できるかわかりませんが、今回自覚できて良かったとしましょう。

いつか上司になった時に……

また今後上司や指導係になったらフィードバックを「する側」になる機会は増えるとは思います。
上司と部下、先輩と後輩。
そこには権力的な構造があり、パワーのバランスの差が生じます。

自分が威圧的になっていないか?
相手を観察して、それに合わせた対応ができているか?
絶えずチェックはしていきたいなと思います。

また普段から、「上司の仕事として」信頼関係の構築はサボらないようにしたいです。

コーチャビリティはいくつからでも育めます

私はアラサーを超えても割とベソベソしていたタイプなのですが、「コーチャビリティはいくつからでも育める」そうです。
良かった!!!(でももっと早く知りたかった!)

ベソベソタイプはもちろん、「他人の指摘になんだかイラっとしてしまう」という頑固タイプも、ぜひ「コーチャビリティ」は意識してみて欲しいなと思います。


また、「フィードバック」を会社の文化として根付かせたいと思っていますが、自分に後輩ができた時には「コーチャビリティ」の姿勢も併せて伝えていきたいです。

さいごに……受講のお礼


三村さん ( @Masa_Mimura
社会人として(人間として…!!)重要なことを、大変わかりやすくありがとうございました!
フィードバックのことを知る前と知った後では仕事への取り組み方が大きく変わりました。


運営のみなさま
200人を超える受講者がいる中、不測の事態もあり本当に運営が大変だったと思います。
見事な連携プレーで進行されており、チーム力の強さを思い知りました。
セミナーに集中して楽しむことができました。ありがとうございました!

受講者のみなさま
土曜日の朝からお疲れ様でした。
みなさんのチャットでのつぶやきや演習でのやりとりは気づきに満ちていました。
またぜひFacebookグループで情報交換しましょう。

ではでは。

P.S.
今回開催一カ月も経ってしまいました。遅筆ですみません……
このフィードバックセミナーで学んだことの【実践編】も書く予定です……
またお目に書かれたら嬉しいです。

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