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考えごと。

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考えごと集です。テーマはバラバラ
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#アヘン戦争から開放まで

考えごと日記その17 「アヘン戦争から解放まで」を読んで、中国の反日感情の根底を考える

考えごと日記その17 「アヘン戦争から解放まで」を読んで、中国の反日感情の根底を考える

ちょうど今、日本の処理水海洋放出に対して中国の反日行動が活発になっているが、その反日行動の根底にあるのはやはりここだろう。1937年から45年の日中戦争だ。

1931年、日本は満州国を建国。このことによって中国は、かつてないほどの大きな領土を失うことになるのだった。そして日本も国際的非難をかわすために、日本の植民地としてではなく満州国としたのだ。

その満州国を統治する関東軍は、その満州を拠点に

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考えごと日記その15 「アヘン戦争から解放まで」を読んで、日本が明治時代のころの中国(清)を考える

考えごと日記その15 「アヘン戦争から解放まで」を読んで、日本が明治時代のころの中国(清)を考える

なるほど、わかってきたでぇ〜ッ、毛沢東の尋常でない共産主義化への執念の源が。

日本が明治時代のころの中国(清)はもう悲惨。アヘン戦争なんか始まりにすぎず、列強はよってたかって中国をむさぼり喰いつくそうとしたんだな。これはエグいでぇ。そして中国を滅ぼしたあとは、次はロシアを狙っていたと思われるんだな。

そこへ毛沢東があらわれて強い中国を作ろうとしたんだから、そりゃ中国からしたら英雄だわ。これはス

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考えごと日記その11 「アヘン戦争から解放まで」を購入して読んでみる

考えごと日記その11 「アヘン戦争から解放まで」を購入して読んでみる

やっと届いたッ。本書はこのまえ図書館で借りたのだが、非常に興味深い記述が多くあるので、購入することにした。

著者はポーランド生まれで中国国籍のジャーナリストだ。翻訳本特有の読みにくさがある。そしてなにが興味深いかというと、本書はアヘン戦争以外にもぽつぽつと日本のことを触れているのだが、その内容だ。

ボクが無知なだけなのかもしれないが、そこにはおどろくべき記述があるのだ。日本がアメリカの保護をう

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考えごと日記その9 「『アヘン戦争から開放まで』を読んで、宣教師の役割を考える」

考えごと日記その9 「『アヘン戦争から開放まで』を読んで、宣教師の役割を考える」

今、「アヘン戦争から開放まで」を読んでるのだが、そこにイギリスから中国へ渡った宣教師の役割が記されてある。そこには、表向きはキリスト教の布教、しかし裏の役割は中国の調査と中国語の習得だというのだ。

そしてアヘン戦争後の談判で、中国語を習得した宣教師が通訳をつとめるのだ。宣教師は当然ながらイギリスに有利になるよう交渉を運んでいく。そして不平等条約が結ばれるようにしたのだという。

そこで思うのは、

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