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[場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)・緘動(かんどう)・発達障害・不安障害・不登校などの生きづらさ]への理解 第29話 「不安定は感覚過敏にも影響する話」


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 (ご理解、ご賛同いただけたら、周りの方に伝えたり、この投稿をシェアしていただけるとうれしいです。) 

長女は4歳の時、幼稚園入園をきっかけに場面緘黙症・緘動(※1)を発症しました。
二女は8歳の時分離不安障害(※2)と診断されました。
我が家の三人の娘は学校に行かず家庭を中心に学び、成長しています。
※1:家庭などでは話すことができるのに、社会不安のために、ある特定の場面、状況では話すことができなくなる疾患。強い不安により体が思うように動かせなくなる「緘動(かんどう)」という症状が出る場合もある。
 ※2:分離不安障害とは愛着のある人物や場所から離れることに対し、過剰な不安と苦痛を感じる精神医学的障害のひとつ。
 症状のでかたや困難さはそれぞれかと思いますが、娘の場合を伝えていきます。

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季節の変わり目、低気圧、また苦手なお正月や進級進学前など、心や体に感じる変化の多いこの時期。
これがという具体的なものでなくても、漠然とした不安で娘たちはこの季節不安定になることが多いです。

体調が悪かったり、不安感が強いときには、普段から敏感な感覚がより強くなることがあるようです。

8歳の時分離不安障害と診断され、HSP、脅迫性障害の傾向が見られる不安の強い二女は、物音や一人の湯船など怖いことをなんとかのりこえているのですが、最近不安感が増しているのか、些細なことにも驚いてしまいます。

トイレに入り、自分でちぎった後のトイレットペーパーホルダーが「パタン」と閉まる音にもビクッとしてしまう二女です。

その様子には思わずクスッと笑いが出ますが、当の本人にとっては大問題。
暖房の効いた部屋でも、家族のいないトイレや洗面所に行くときには扉を完全に閉められない我が家です。

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例は、娘のケースです。 すべての場面緘黙症・緘動の症状にあてはまるわけではありませんが、知ってもらうことはとても大切だと改めて感じています。 (注)私たち家族は長女が診断されて以来、下の二人の娘も含め、療育、相談、医療の機関に定期的にカウンセリングに出向き、登校できなくても、在籍する学校の先生と連携を取っていただいています。    

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